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情報将校の見た日本軍と敗戦日本 角川新書 Kー489
KADOKAWA オーテス・ケーリ
点
小樽で宣教師一家の子として生まれた米軍将校ケーリ。太平洋戦争開戦後、ハワイの日本人捕虜収容所の所長となった彼は、流暢な日本語で捕虜たちと対話を重ね「捕虜は恥ではない」と必死に説いた。心を動かされた捕虜たちは、敗戦を悟った時、これ以上の犠牲者を生むまいと宣伝新聞やポツダム宣言の翻訳ビラの製作に励み始めたのだった。
第一部 戦争(学徒兵;“ズーズー湖畔の宿”;緑の島サイパン ほか)第二部 日本進駐(“マッカーサーに頼め”;大っきなニコニコ顔;そうねぇー ほか)第三部 日本の若い者(あの道再び;漫画教育;パリパリ会 ほか)
北海道・小樽に宣教師一家の子として生まれ、日本人に親しみながら育ったオーテス・ケーリ。アメリカの海軍日本語学校でドナルド・キーンらとともに学んだ彼は、太平洋戦争開戦後、情報将校としてホノルル日本人捕虜収容所に派遣され所長となる。そこには、太平洋の諸島で捕虜となった日本兵たちが収容されていた。徹底した軍事教育によって心を閉ざし敗戦や懐柔に抗う日本兵捕虜たちであったが、ケーリの話すべらんめえ調の流暢な日本語で捕虜たちと対話を重ねるうち、ぽつりぽつりと、彼に心を許す日本兵が現われ始める。やがて捕虜たちは「敗戦を受け入れることでこれ以上日本の民を傷つけるまい」という思いと、人間として生きることに対する自発性を取り戻し、敗戦の状況を本土に伝えるための喧伝新聞やポツダム宣言の和訳ビラの協働制作へと至った。戦後、ケーリは占領軍として高松宮への提言を行うなど、民主化にむけて尽力し、同志社大学アーモスト館の館長として若者たちの教育にも携わる。日本に親しみをもって育った米兵の視点から、敗戦と戦後の日本を眼差したルポルタージュ、待望の復刊。新書版解説・佐藤卓己
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[BOOKデータベースより]
小樽で宣教師一家の子として生まれた米軍将校ケーリ。太平洋戦争開戦後、ハワイの日本人捕虜収容所の所長となった彼は、流暢な日本語で捕虜たちと対話を重ね「捕虜は恥ではない」と必死に説いた。心を動かされた捕虜たちは、敗戦を悟った時、これ以上の犠牲者を生むまいと宣伝新聞やポツダム宣言の翻訳ビラの製作に励み始めたのだった。
第一部 戦争(学徒兵;“ズーズー湖畔の宿”;緑の島サイパン ほか)
[日販商品データベースより]第二部 日本進駐(“マッカーサーに頼め”;大っきなニコニコ顔;そうねぇー ほか)
第三部 日本の若い者(あの道再び;漫画教育;パリパリ会 ほか)
北海道・小樽に宣教師一家の子として生まれ、日本人に親しみながら育ったオーテス・ケーリ。アメリカの海軍日本語学校でドナルド・キーンらとともに学んだ彼は、太平洋戦争開戦後、情報将校としてホノルル日本人捕虜収容所に派遣され所長となる。そこには、太平洋の諸島で捕虜となった日本兵たちが収容されていた。徹底した軍事教育によって心を閉ざし敗戦や懐柔に抗う日本兵捕虜たちであったが、ケーリの話すべらんめえ調の流暢な日本語で捕虜たちと対話を重ねるうち、ぽつりぽつりと、彼に心を許す日本兵が現われ始める。やがて捕虜たちは「敗戦を受け入れることでこれ以上日本の民を傷つけるまい」という思いと、人間として生きることに対する自発性を取り戻し、敗戦の状況を本土に伝えるための喧伝新聞やポツダム宣言の和訳ビラの協働制作へと至った。戦後、ケーリは占領軍として高松宮への提言を行うなど、民主化にむけて尽力し、同志社大学アーモスト館の館長として若者たちの教育にも携わる。日本に親しみをもって育った米兵の視点から、敗戦と戦後の日本を眼差したルポルタージュ、待望の復刊。新書版解説・佐藤卓己