[BOOKデータベースより]
戦後80年。いま、「昭和」を語るなら読まねばならない不朽の名著。武装を好まぬ「経済大国」はいかに育まれ、ピークを迎えたのか。敗戦後の息詰まる外交、めざましい経済復興。国際化の中で兆した衰退の萌芽。
第五章 占領・民主化・復興(占領の開始;戦後の政治と社会;戦後復興と占領政策の転換;朝鮮戦争とサンフランシスコ講和)
第六章 「もはや戦後ではない」(吉田内閣の倒壊;一九五〇年代前半の経済と社会;一九五五年体制の成立;第二党としての社会党;高度成長の出発;所得倍増)
第七章 成長を通じての変貌(池田内閣後期;佐藤の政治;日常化した成長;成長への反抗;ナショナリズムの変容と復活;高度成長の終焉)
第八章 「大国化」と「国際化」(世界のなかの日本;自民党の内紛;石油危機後の経済過程;第二次石油危機と財政再建;石油危機以後の社会;プラザ合意以後;戦争史をふりかえって)
むすび―昭和の時代
「昭和時代」の歴史を、政治・経済面だけでなく、思想・生活・文化面にも視野を広げて描いた、昭和史の決定版。元になったのは、1992、1993年に刊行された『昭和史T・U』。大佛次郎賞を受賞したこの本は、2012年に文庫化され、より広い読者に読まれることとなった。
「戦後80年」「昭和100年」という節目の2025年、この現代史のバイブルをあらためて世に問うために、新装版として復刊となった。
上巻は、日本が大正デモクラシーで民主化を実現した後、第二次世界大戦に自ら突入して焦土となるまでの1945年まで、下巻は、急速な復興と経済成長を果たし、「武装を好まぬ経済大国」となった1989年までが描かれ、未来を考えるうえでも示唆に富んだ歴史が語られる。
今回の新装版(下巻)には、歴史家・保阪正康氏の解説が加わっている。
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