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[BOOKデータベースより]
皇帝を軸にした通史。「皇帝」を視点に世界史の構造と原理を読み解く!現代の習近平(中国)やプーチン(ロシア)の振る舞いの理由も見えてくる。
プロローグ
[日販商品データベースより]第1章 中国皇帝の誕生―中国は世界だ
第2章 ローマ帝国とローマ皇帝―共和国が皇帝を産みだした
第3章 イスラーム世界の「皇帝」、カリフ―全世界のイスラーム化をめざして
第4章 神聖ローマ帝国と東ローマ帝国―中世ヨーロッパ世界の二分化
第5章 大カーンの起源―モンゴル前史
第6章 大カーン、真の世界の支配者―モンゴルの世界統一
第7章 モンゴルの後継者たち―大カーンをめざして
第8章 勃興する西ヨーロッパ世界―自由主義と国民主義が「皇帝」を変えたのか?
第9章 「皇帝」消滅―第一次世界大戦前後の諸革命
第10章 「皇帝」のその後と現在―そして、たった一人になった
エピローグ
「皇帝」という視点から、世界史の構造を読み解く一冊。
世界が一体化する以前、それぞれの地域世界に皇帝が出現し、長らくその下で世界秩序が構築されてきました。中国の皇帝、ヨーロッパのローマ皇帝、イスラーム世界のカリフ、中央ユーラシアの大カーンが、その代表です。ですから、皇帝を軸に世界史を見ていくことで、世界史を貫く力学的な構造や原理、ダイナミズムを浮き彫りにすることができます。
本書では、世界各地の「皇帝」位の誕生と地域世界の成立を描いたうえで、それらの権威同士が接触・衝突しながらも、その理念を損なうことなく存続して世界を動かしてきた様相(=世界史)を解説しています。
皇帝は古代から現代に至るまで一貫して続く地位であって、世界と直結する存在・概念です。しかしながら、現在、上記の皇帝位は、不在・空位となってしまいました。一方で、中国やロシアの振る舞いを見る限り、それらは今もって権威を有していて、その理念が国際政治の潜在的な動因となっているようにも見えます。なぜそうなったのでしょうか。「皇帝」を視座に世界史を通観して、その理由も明らかにしていきます。