- 子どもがほしい!
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- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2025年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784560072639
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[BOOKデータベースより]
十月革命と内戦を経て、本格的にソ連邦が動きだしていた1920年代半ばのモスクワ。ネップ期で活況を呈す都市部には、新たな生活に参画すべく人びとが大量に流入していた。主人公のミルダや登場人物たちが暮らすのは、ひとつの区画をいくつもの世帯で共有するソ連式の共同住宅。女性共産党員であるミルダは、女性の社会進出を阻害する「子どもの問題」を解消すべく、住宅に付属する新しいタイプの託児所の創設に奮闘する。そうしたさなか、風貌はときに男性に間違えられ、色恋にはまったく関心がないミルダも、あることをきっかけに「子どもがほしい」という欲望をもっている自分に気づく。ミルダは優生学的思想に基づき、良質な精子を提供できるだろうとの見立てのもと、優秀なプロレタリアートのヤコフを誘う。「私は夫はいらないんです。ほしいのは赤ん坊なの。私にはあなた自身は必要なくて。私に必要なのは、あなたの精子」―共産主義社会にあるべき「家族」像を議論する、問題含みの討論劇!
[日販商品データベースより]「子どもがほしいけど、夫はほしくない」
十月革命と内戦を経た一九二〇年代半ばのモスクワ。ネップ期で活況を呈す都市には?びとが?量に流?しており、主?公のミルダらはソ連式の共同住宅で暮らしている。女性共産党員であるミルダは、女性の社会進出を阻害する「子どもの問題」を解消すべく、住宅に付属する新しいタイプの託児所の創設に奮闘する。そうしたさなか、風貌はときに男性に間違えられ、色恋にはまったく関心がないミルダも、あることをきっかけに「子どもがほしい」という欲望をもっている自分に気づく。ミルダは優?学的思想に基づき、良質な精?を提供できるだろうとの見立てのもと、優秀なプロレタリアートのヤコフを自らの計画に誘うのだが……。メイエルホリドがリシツキーの舞台装置で演出を企て、盟友ブレヒトもまたドイツで上演を望んだ、共産主義社会にあるべき「家族」像を議論する演劇史上の問題作! 投げ込み附録エッセイ=桑野隆