この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 酒井健治:ピアノ協奏曲《キューブ》
-
価格:4,400円(本体4,000円+税)
【2023年07月発売】
- 耳・鼻・喉はこれで治る
-
価格:715円(本体650円+税)
【1980年11月発売】
- 酒井健治/ピアノのための練習曲集 第2巻
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2024年12月発売】
- 酒井健治:エーテル幻想II
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2022年11月発売】
- 酒井健治:青のリトルネッロ
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2023年01月発売】
























[日販商品データベースより]
「物語の達人」が遺した大人のための童話!?
絵本作家・酒井駒子の描きおろし作品を添えて、初邦訳!
〈ディネセン生誕140周年〉
1930年頃の英国、築二百年の荘厳な屋敷を舞台に子どもの世界と心奥を描く。
病床に臥した少女ノニーのもとに、画家のセドリック叔父さんがお見舞いにやってきた。頑なに口をきかなかったノニーだが、次第にセドリックにこころを開いていく。病の原因が、かつて厩舎で仲良く遊んだ少年ビリーの死にあると知ったセドリックは、ノニーを馬具部屋に連れ出す。そこは、不思議な色と匂いがこもる静謐な世界が存在していた……。
彼は思った。自分は子どもの世界の真ん中へと到達したのだ、と。いま彼は大きな無人の床に立ち、大人になったことの悲しみを痛感していた。ずっと昔に死んだ馬の装飾品のどれが、ビリーの魔法の杖で称揚鼓舞されて、王室の戴冠式の行列に参入できたのだろうか? (本文より)