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[BOOKデータベースより]
東洋一の規模を誇るグラス・ステージが、関東大震災によって瓦解した。残存する作品はわずか2本。日本映画の創成期、落成から10年でその使命を終えた、幻の撮影所秘史。
序章 関東大震災
[日販商品データベースより]第一章 日活の創立と撮影所の誕生
第二章 「カチューシャ」のヒット
第三章 執念のライバル
第四章 革新の芽
第五章 相次ぐ参入
第六章 女形の終焉
第七章 集う芸術家たち
第八章 復興と決断
終章 幕切れから始まった
関東大震災で瓦解した近代映画スタジオの10年
浅草から見て隅田川の対岸の上流、白鬚橋の東詰、巨大な団地沿いに建つ桜堤中学の校庭脇には「近代映画スタジオ発祥の地」なる小さな案内板があり、かつて東洋一のグラス・ステージを誇る撮影所があったと記されている。
大正二(一九一三)年、創業翌年の日活が、夢野久作の父である当時の政界の黒幕、杉山茂丸の土地を買い入れて建設したもので、「キネマの天地」で知られる松竹の蒲田撮影所より七年先んじていた。
経営難により先行きが危ぶまれたが、「カチューシャ」の大ヒットで持ち直し、新派系女形から女優へと時代の変化に合わせて映画製作に取り組んだものの、竣工からわずか十年、関東大震災により瓦解、その後再建されることなく閉鎖された。
現存するフイルムはわずかに二本、資料も散逸し、多くの手がかかりが失われたこの幻のスタジオに焦点を絞り、日本映画の創成期に蠢く人々を描いたのが本書である。
大震災当日の撮影所内での様子や、街中に飛び出して映像を記録しようとする写真技師の姿などが生き生きと活写され、映画好きのみならず、知的興奮にあふれた内容に満ちている。