- 1494年
-
中世スペイン王家の内紛はいかにして世界を二分させたのか
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2025年07月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784336077677
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[日販商品データベースより]
1493年、コロンブスが意気揚々とスペインに帰還したそのとき、彼の発見はスペインのフェルナンド王とイサベル女王、およびポルトガル王ジョアン二世の間でくすぶっていた対立に火をつけた。世界の海洋を支配するのはどの国なのか。緊張緩和を目的として、教皇アレクサンデル六世は1494年のトルデシリャス条約の基礎となった勅令を発した。それは大西洋上に想像上の線を引き、既知の(そして未知の)世界をスペインとポルトガルで二分割するというものだった。
コロンブスの画期的な航海で海洋が世界に開かれようとしていた矢先に、同条約は地球上の海洋を特権的なカトリックの二大国の支配下に限定しようとした。勅令は世界史に大きな影響を与える。すなわち、スペインとポルトガルは超大国となり、他のヨーロッパ諸国は両国との衝突が避けられなくなる。以後二百年間、世界は国家間の陰謀と海賊たちの跋扈、戦争の脅威に晒されることになった。
これはまた「海洋の自由」のための闘い――世界の海洋、世界貿易は独裁権によって支配されるのか、それとも、すべての国の船舶に開放されるべきなのか、という壮大な闘争の始まりでもあった。この難問に対し、17世紀のオランダ人法学者フーゴー・グロティウスは、ようやく国際法の基礎となったきわめて近代的な発想を唱えるのである。
「本書は、教皇アレクサンデル六世の勅書を含む三勅書および勅書に基づくスペイン・ポルトガル間の1494年のトルデシリャス条約が、今日でも重要な歴史的事実であることを教えてくれる」(ナショナル・ポスト紙)
「波瀾万丈の海洋の歴史を分析する本書は、宗教上の狂信、貪欲な奴隷商人、邪悪な独裁者、不運な先住民、そして危険を犯して運命を切り開こうとする冒険者たちで溢れる危険な大海への航海を活写する。実に面白く、かつ格調高い」(グローブ&メール紙)