[BOOKデータベースより]
火災が多発する都市江戸には、火除地が幕府により設けられた。防火用の空間でありながら、商人や芸能者の仮設店舗が営まれ、広場となってゆく。江戸火除地(実態空間)の動態分析を基礎に、公儀地が盛り場に至る論理、経営構造、身分を探り、版本江戸絵図(情報空間)の数値化分析を加えて、独自の展開を見せた近世社会の「公共」意識に迫る。
序章 公共空間史の展望
第一章 火除地空間の動態と都市政策
第二章 馬場守忠兵衛の「役」と「分」
第三章 火除地広場の復活―「難儀」回避の論理―
第四章 火除地広場の人と身分
第五章 江戸絵図の論理―江戸大絵図小石川地域の分析から―
第六章 絵図のなかの江戸城―版本絵図を中心に―
補論一 江戸の社会的結合と空間
補論二 火除地広場とヨーロッパ広場
終章 重層する公共のゆくえ
火災が多発する都市江戸には、火除地が幕府により設けられた。防火用の空間でありながら、商人や芸能者の仮設店舗が営まれ、広場となってゆく。江戸火除地(実態空間)の動態分析を基礎に、公儀地が盛り場に至る論理、経営構造、身分を探り、版本江戸絵図(情報空間)の数値化分析を加えて、独自の展開を見せた近世社会の「公共」意識に迫る。
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