- 環境地政学
-
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2025年07月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784560510711
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[BOOKデータベースより]
二〇一二年の地球サミットで、「人新世」という概念が注目された。人間の活動による地球規模の影響が、新たな地質時代の到来を示しているという考え方である。本書は、環境問題が国際政治に与える影響を検討し、国際関係論の枠組みを見直す必要性を提起する。
序章
[日販商品データベースより]第一章 資源と紛争―環境地政学の起源と神話
第二章 人新世の技術―地球工学
第三章 多国間主義と環境
第四章 エコロジーの視座から権力を定義する
第五章 人新世のエコロジー安全保障
第六章 「人新世の条件」を政治化する
終章
人新世が問う、国際社会の環境と政治
本書は、地球環境問題をめぐる地政学的課題を国際関係論の視点から考察した入門書である。気候変動や資源紛争など現代の問題に対し、国家のみならず企業、NGOなど多様なアクターを視野に入れ、環境地政学の理論的枠組みを提示する。また、近年注目される「人新世」の議論を踏まえ、従来の国家中心的アプローチを超える理論の再構成を試みる。
まず、環境地政学の基本概念、地球工学の政策技術、国際環境交渉の歴史的展開を整理し、次に、国際関係論における権力、安全保障の概念を、エコロジーの視座から再定義する。さらに、資本新世・プランテーション新世・男性新世といった批判的視座を通じて、人新世をめぐる理論の幅を広げる試みがなされる。
多様な視点から国際環境ガバナンスを捉え直し、分野を超えた議論への手引きとなる一冊。