[日販商品データベースより]
貧しいながらたくましく生きる昭和の青春!
冬の気配が感じられる下宿館。
勉学よりも、まずは冬に備えて防寒用衣類を手に入れねばと
実入りのいいアルバイトに勤しむ昇太。
だが、いつものように失敗ばかり。
ある日、そんな昇太にとある会社から採用通知が届く。
急いで会社を訪問すると、新規採用者集合場所とかかれた
会議室に案内される。採用は決定だと喜ぶ昇太。
「おいどんにも運が向いてきたど」と
ほくそ笑みながらトイレに向かうと、
会社員の会話が聞こえてくる。
その内容は……
連載された昭和45年頃。日本は高度経済成長期で沸いていた。
猛烈に働くサラリーマンの後ろ姿を見て、
いつか自分もそうなると信じ、
がむしゃらに突き進む学生が多く存在していた。
その象徴(半分しくじっているけれど)ともいえる
大山昇太に当時の若者は共感。
そして大ヒット作となった。
時代を知る者にとっては懐かしい。
ただ、ひとによっては甘酸っぱくもあり、ほろ苦くもある青春の味だ。
笑って泣けて勇気づけられる大山昇太の四畳半物語。
待望の第2巻!
【編集担当からのおすすめ情報】
第2巻は、いろいろな形の別れが描かれていて、
妙な切なさのある巻です。
昇太に気付かれないように美しい下宿人が去って行くのは、
ひとつのパターンになっていますが、
この巻に収録されている「大スキヤキ大四畳半」の回で描かれる別れは、
違った意味での悲しさがあります。
無邪気に喜ぶ昇太の姿と、それをあたたかく見守る下宿館のおばさん。
このコントラストが胸にしみてなんともいえません。
もうひとつ、「夜なきオデン」の回に出てくる
“となりの下宿のサルマタがたき”との別れも味わい深いものがあります。
タイトルの「夜鳴き」を平仮名の「夜なき」にしたのには
そういう含みがあったかもしれません。
ラストシーンを読んで確認してみてください。
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