[BOOKデータベースより]
こわおもしろい浮世絵の世界へ、ようこそ!この本に登場するのは、ようかい、ゆうれい、がいこつ、鬼など、むかしから日本でこわがられてきたさまざまなおばけたち。ギョッとする存在だけど、みんなどこかユーモラスでチャーミングなんです。ページをめくれば、そこはおうち美術館!おばけたちとさがしあそびをしながら、新しい発見やゆかいな気づきにたくさん出会いましょう。こどもはたのしく、大人はかしこくなれる一冊!5歳ごろ〜。
[日販商品データベースより]<日本初の「浮世絵」から生まれたあそびえほん!>
浮世絵の名作たちが、子どもから大人まで楽しめる「さがしえほん」になりました。
ちょっぴりこわい。でも、笑っちゃう。
子どもの集中力が、すーっと絵のなかに吸い込まれていく。
そんな時間をくれる、人気美術館と出版社が本格タッグで制作した、これまでにない【アート×教養絵本】です。
監修は、SNSフォロワー20万人超を誇る人気の浮世絵専門美術館【太田記念美術館】。
大河ドラマ「べらぼう」でも注目を集める江戸時代の文化を、おうちで気軽に楽しんでみませんか。
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<「アート鑑賞力」をあそびながら育む!>
この本には、妖怪、幽霊、鬼など、昔から日本で恐れられてきた「おばけ」たちが続々と登場します。
でも浮世絵に描かれた彼らは、どこかユーモラスでチャーミング。そしてちょっぴり人間くさい。
お子さんも、最初は「どこにいるの?」とさがしていたのに、
そのうち「このおばけ、なんでこんな顔してるの?」なんて言い出して、
それはまるで、美術館でおしゃべりOKになったような、ものすごく豊かな鑑賞体験。
「見る力」と「想像する力」を、あそびながら育むことができます。
しかも素材は、葛飾北斎や歌川国芳など、世界的にも評価の高い浮世絵師たちの名作ばかり。
本物のアートに触れながら、ただの「読み聞かせ」ではない
「いっしょに読み解く体験」をぜひお楽しみください。
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<9つのさがしあそびに加え、コラムも充実!>
浮世絵の作り方をはじめ、蔦屋重三郎の仕事や、江戸時代のおもしろ文化などコラムも充実。
大人も思わず「へぇー!」と唸る、浮世絵解説も必読です。作品の解像度がぐんと上がります!
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浮世絵を、子どもも大人ももっと気軽に楽しんでほしい。
そんな思いで、太田記念美術館と共に企画した
「あそび」を通じて浮世絵の魅力に親しめる絵本です。
ページをめくるたびに生まれる発見と対話を、ぜひお楽しみください。
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対象年齢:5歳ごろから
A4サイズ・上製32ページ
監修・解説:日野原健司 氏(太田記念美術館 主席学芸員)
現在放映中のNHK大河ドラマ「べらぼうー蔦重栄華乃夢噺ー」は
江戸時代中期に活躍した版元の蔦屋重三郎を描いた物語で、
彼が関わった浮世絵師喜多川歌麿なども登場し、
江戸時代の華やかな浮世絵文化が興味深く描かれています。
ドラマのオープニングクレジットにさまざまな浮世絵が使われていて、
中にはこの絵本『さがしえほん こわい浮世絵おばけやしき』で紹介されているような
妖怪やおばけもあったりします。
浮世絵というと歌麿の「美人画」や東洲斎写楽の「役者絵」、
あるいは葛飾北斎の「冨獄三十六景」などがすぐに頭に浮かびますが、
実はそれだけでこの絵本に紹介されているように「こわい浮世絵」もたくさんあります。
この絵本は浮世絵専門美術館として有名な「太田記念美術館」が解説・監修をしていて、
子供だけでなく大人も楽しめる(勉強できる)ようにできています。
浮世絵に展開されているおばけや妖怪たちをさがすだけでなく、
浮世絵がどのような手順でできあがっているのかもわかりやすく解説されています。
それにしても江戸時代の人たちは、こんな怖い(ときには面白い)浮世絵を
どのように楽しんだのでしょう。
暑い夏の夕暮れ、縁台で涼みながら、「おい、見てみなよ、怖いだろ」みたいなやりとりがあったのかも。
「美人画」や「役者絵」よりもずっと庶民の暮らしに近かったように思えます。(夏の雨さん 70代以上・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】