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[日販商品データベースより]
戦後80年を経て、戦争指導者や従軍兵士の多くが世を去り、太平洋戦争は文献から考えるしかない「歴史」になりました。だからこそ今は、誰に気兼ねをすることもなく、戦争世代が残した証言や記録・取材などから、自由に考察を積み重ね、自分なりの冷静な「戦争観」を確立できる時代なのです。
本書では、日本人最後の対外戦争となった太平洋戦争を、改めて日本の「現在地」(置かれた状況)の視点から問い直し、その本質に迫っています。
著者の保阪正康氏は長年にわたり、3000人を超える戦中・戦後を生きた人びとに取材し、その証言と記録をもとに、日本近現代史を多くの著書で問い続けてきました。本書はその成果を踏まえ、「なぜ日本は、無謀な戦争に突き進んだのか」「なぜ止められなかったのか」を、冷静かつ構造的に検証し、現代日本の置かれた危うい状況を考える上でのヒントを提供します。
全六章のうち、第一章から第四章までは、大日本帝国が太平洋戦争に向かうまでの流れをエポックごとに解説です。日露戦争、第一次世界大戦の勝利を経て、昭和に入って歯車が狂い始め、対米開戦から敗戦に至る流れを大まかにつかめる構成にしています。第五章では、太平洋戦争の結果を総括するために、判決後六〇年を経て公開された東京裁判の原資料をもとに考察。第六章では戦争指導者たちのメンタリティを総括すべく東條英機を中心に論じています。
これからの日本のかじ取りの中心を担う世代に向けて、近現代史研究の第一人者の視点から、平易な言葉で太平戦争の失敗が教える「歴史の教訓」にせまっています。