- アジェンダ 第89号(2025年夏号)
-
未来への課題
特集:「戦後80年」に向き合う
- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2025年06月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784434360299
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[日販商品データベースより]
今年は「戦後80年」。この国はかつての侵略戦争・植民地支配、ひいては日本の近代化のあり方に対し、どう向き合ってきたのか? あるいは向き合うことを避けてきたのか?そもそも戦勝国の欧米列強が侵略・植民地支配の責任をそろって認めないまま始まった戦後世界にあって、日本の市民社会が被害者たるアジア民衆の声にようやく耳を傾け始めたのは80年代以降と言えます。そこからは、頑なに謝罪も賠償も拒否する政府とそれを支える右派勢力に対し、アジア民衆に応えようとする市民社会との間で「歴史戦」とも言われるせめぎ合いが今も続いています。その状況を教科書問題はじめ「慰安婦」問題や韓国原爆被害者、東京大空襲の朝鮮人被害者、長生炭鉱(山口県)や「松代大本営移転工事」(長野県)に強制動員された朝鮮人について具体的に取り上げ、沖縄からの訴えも収載しました。
一方、近年ようやく関心が向けられ始めた旧日本兵のPTSD問題についても当事者家族の方のインタビューを掲載しました。「加害兵士」であった彼らも天皇制国家の犠牲者です。政府による大軍拡―戦争準備が加速する今日だからこそ、この問題に目を向ける意義は大きいと考えています。
その他、「戦後民主主義」が日本ではいかに基本的人権を蔑ろにしてきたのかという問題提起の論考や、「被爆80年」に合わせ今秋広島で予定される世界核被害者フォーラムについても取り上げています。