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[BOOKデータベースより]
―支援と介入、そして制裁家族、とりわけ子を取り巻く環境と、公的関与の適切な距離を求めて。
第1章 家族への公的介入(家族への公的介入―第1章の企画趣旨;家族への法的介入と憲法―夫婦同氏強制を素材として;婚姻への公的介入 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 児童虐待の総合的検討(児童虐待の刑法的規律―児童の健全成長・発達との関係を中心に;刑事訴訟法から見た児童虐待;児童虐待への民事法的対応―親権法改正について ほか)
第3章 子の養育をめぐる総合的検討(親権についての理論的検討―父母の双方か一方かの決定について;父母による子の監護のあり方;養育費についての理論的検討 ほか)
法律時報誌の3本の特集、「家族への公的介入」(2018年10月号・第1章)、「児童虐待への支援・介入・刑罰」(2022年10月号・第2章)、「子の養育をめぐる総合的検討」(2025年11月号・第3章)を元に、追記・改編を行って一書に編む。それぞれの章の表題が示すように、とりわけ子を育てる環境としての家族と、それを取り巻く社会環境について、多くの視点から考察した論稿を収める。
DV、虐待などへのフォーカスから、家族に公的関与を求める社会の声が強まり、それが法制度として近年形作られるに至っているが、従来の日本社会は必ずしも暴力が隠蔽されてきたという単純構造にはない。戦前、江戸まで遡るならばこれと異なるストーリー(優しい育児の文化)もあり、そうした文化的遺伝子は法制度も含めた様々な局面に見てとることもできる。そうした経緯にも視野を広げ、変化する社会構造にも目を向けつつ、家族と法の関与のあり方を括りだし(とりわけ第1章)、近年の問題にまで本書は視角を向ける(とりわけ第2章、第3章)。
実務上も強い関心の対象となる近時の立法を踏まえた知見が寄せられており、研究者のみならず実務家にも必携の一書となる。