- 戦後日本のインテリジェンスとグランド・ストラテジー
-
吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ
- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2025年09月
- 判型
- 46
- ISBN
- 9784867931073
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[日販商品データベースより]
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「日本版CIA」は、なぜ存在しないのか?
今後あるべき姿は?
二つの国家〈大戦略〉の変遷からインテリジェンスの戦後史を描き出す、画期的研究!!
インテリジェンス研究の第一人者による翻訳最新刊。
急速に情報収集能力を強化し「正常化」を目指し始めた日本のインテリジェンス。諸外国と比べ「未発達」と見なされてきたが、同時に経済・技術分野への注力といった独自の発展を遂げたものでもあった。本書は、「吉田ドクトリン」と近年登場した「安倍ドクトリン」という二つの〈グランド・ストラテジー〉を取り上げ、そこに埋め込まれた規範が、戦後日本のインテリジェンスに及ぼした影響を、機密解除されたCIA資料や文献、広範なフィールドワークやインタビューをもとに、歴史的過程を仔細に検証しすることで明らかにする。
*
【目次】
謝辞
はじめに 日本の対外情報システムの正常化
第1章 日本のグランド・ストラテジーおよび内包された規範
――吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ
第2章 日本における米国の秘密工作
――二国間主義を遵守する従属的な同盟国の育成
第3章 米国の情報の傘
――二国間主義と冷戦時代の日本の対外情報活動
第4章 テクノロジーの探求
――発展指向型国家としての日本の対外経済情報システム
第5章 日本の対外情報システム
――反軍国主義と縄張り主義の影響
第6章 グランド・ストラテジーの再構築
――進化する日本の対外情報システム
おわりに 国際的なインテリジェンスの常道へ
注/参考文献/人名・組織名索引/図表一覧/訳者あとがき