- 百人一首リサーチ
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文学通信 八木書店
海野圭介 神作研一 ジョシュア・モストウ ミシェル・ヴィエイヤール=バロン- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2025年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784867660904
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[日販商品データベースより]
カルタとしても楽しまれ、いまや皆に親しまれている『百人一首』。
いつ頃に作られ、どのようにして広がったのでしょうか。
そもそもそれらは簡単に答える事ができるものなのでしょうか。
実は『百人一首』の成立や伝来は、確定できる記録が残っておらず、依然として謎に包まれています。
断片的な資料の検討の継続によって様々な解釈が出され、理解の更新が重ねられ今に至っているのです。
本書はそんな『百人一首』の謎を解き明かし、魅力を深く自在に解きほぐせるよう、全部で5つの視点(成立・力・ビジュアル・翻訳・研究の手引)からリサーチしていきます。
第T部「どのように成立したのか」では、謎めいた成立事情を探り、第U部「百人一首が持つ〈ちから〉」は、さまざまな百人一首の受容に関して探ります。第V部「ビジュアル・カルチャー」は、絵入り絵本、浮世絵、漫画などに展開されてきたのかた百人一首について紹介。第W部「どのように翻訳してきたか」では、東西ヨーロッパにおける「百人一首翻訳史」をたどります。第X部「百人一首研究の手引」は研究史をたどり、現在にのこる主要本文を比較検討できるように、掲載しています。ここでは最新の研究についても学ぶことが出来ます。
執筆は編者の海野圭介、神作研一、ジョシュア・モストウ、ミシェル・ヴィエイヤール〓バロンのほか、今西祐一郎、Orsolya Karolyi、木村孝太、小山順子、舘野文昭、Daniel Struve、寺田澄江、徳原茂実、村尾誠一、山下則子、吉海直人。
これから『百人一首』をどう読んでいくのか。必携のリサーチブックです。