- 友猫
-
牧歌舎
星雲社
塩田剛
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2025年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784434356995

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[BOOKデータベースより]
「今月いっぱいで契約解除させてもらいます」突然解雇を言い渡され、失意に落ち落ち込む主人公が、ひょんなことから出会った猫と会話ができるようになり、そこから繰り広げられる猫と人間の奇妙な友情を描く不思議な物語「友猫」他二編。
[日販商品データベースより]「友 猫」「ペット 警 察」「ニッポンの血」の三部作。
【帯文より】
「今月いっぱいで契約解除させてもらいます」突然解雇を言い渡され、失意に落ち落ち込む主人公が、ひょんなことから出会った猫と会話ができるようになり、そこから繰り広げられる猫と人間の奇妙な友情を描く不思議な物語「友猫」他二編。
遊具が集まっている辺りの脇の植木の茂みに、何やら赤茶色っぽいものがもぞもぞと蠢いているのが見えていた。それを、ただ何となく惰性的に眺めていると、それは、徐々に大きくなってきた。さらに見続けると、そいつは、どうやら自分の方に近づいてくる様子だ。「ん、何だ、猫か」と、思わず呟いてしまったが、今は特に、相手にしてやろうというつもりはない。しかし、また幾度か目を擦っている間に、とうとうそいつは自分の際までやって来た。赤茶色の、俗にアカトラとかいう野良であろう。それが、自分の座っている隣にピョコンと乗っかってきて、「にゃあ」と、一声鳴いたのである。(『友猫」より)