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[BOOKデータベースより]
「自分」とは何者なのか!なぜ私は「自分」なのだろう?自我を支配する情報氾濫の世の中にあって、この先、我々はどう生きていけばいいのか。人はなに故にこの世に存在するのか。この人間としての根源的命題を、現代社会の様相を通して鋭く分析する。
序章 人生は残酷である(自然哲学に生きる)
[日販商品データベースより]第一章 自然哲学への憧憬(〈私〉との出遇い;〈死〉という宿命 ほか)
第二章 思考は正しいか(言論は嘘を吐く;トランプ騒動の本質 ほか)
第三章 実存主義の終焉(日本における左翼思想の台頭と混乱;全学連主流派の回想 ほか)
「考えること」「思索すること」とはどういうことだろうか。
そして「自分の人生を生きる」とは。
「自分」が「存在する」ということの本質は何だろうか。
人は成長する過程で〈自分〉を喪失し、他者によって規定される存在へと成り果てていく。自我を洗脳し支配する教育やマスコミも然り、と著者は言う。
イデオロギー的偏見や感情論を垂れ流すTVコメンテーターたち。ヒステリックにトランプ大統領に反対する知識層と一般大衆。「戦争反対、差別反対」を声高に叫ぶ<善意の人たち>。
実は全てが情報操作でしかない。誰もが自分の頭で考え、自分の言葉で意見を発していると思っているが、その全てがカルトイデオロギーと無思考の産物でしかない。
著者が一貫して述べるのは、エリート即ち学者や評論家あるいは一流企業人や官僚たちが、ただそれだけでエリートとして通用している事への懐疑と、政治家の器と視野の狭さに対する批判である。何より、戦後日本が1966年来日の哲学者サルトルによってアンガジェされた現実への警鐘である。それにより左翼思想が蔓延し、日本人の無思考化への著しい悪影響を与えていると分析する。
真に生きるとは、高き理想を目指し、いま目の前にある現実を前向きに生きる― この一見矛盾することを止揚統合することなのだ。※2017年4月刊行の『人生は残酷である』の新装版(同内容)。