- アフリカの地政学
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- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2025年06月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784560510704
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[BOOKデータベースより]
本書は、植民地支配といった過去をふまえつつ、現在進行する政治的不安定や資源争奪、テロリズム、都市化、人口増加などの課題を論じる。また、中国やフランス、アメリカなど外国勢力の影響や、アフリカ連合による地域主導の動きなど、現在の国際関係のなかでのアフリカの立ち位置をとらえる。
第一章 世界の中のアフリカ―プロト・ネーションと植民地化の歴史
[日販商品データベースより]第二章 国家の形成と「ビッグマン」の誕生
第三章 武力紛争が頻発する大陸
第四章 統合の追求、あるいはアフリカにおける地域主義の展開
第五章 アフリカにおける権力争い―新たな「グレート・ゲーム」?
第六章 アフリカ人と世界とのつながり―移民とディアスポラ
変化のただなかにあるアフリカの現在地
アフリカは長い間、国際政治の周辺に置かれた受け身の存在と見なされてきた。しかし本書は、そうした固定観念を見直し、再評価する視点から、アフリカを「世界に開かれた大陸」として位置づける。
冷戦期の影響、独立後の混乱を経たアフリカ諸国は、いまやアフリカ連合(AU)や地域機構を通じて自らの安全保障を模索し、国際機関における発言力を高めつつある。さらに、中国、ロシア、中東の国々との経済・政治関係を巧みに築き、伝統的な旧宗主国依存からの脱却を模索する。多様な国際パートナーとの関係を選択し、調整することで、交渉力と選択の幅を広げつつある。また、ディアスポラの広がりも、国境を越えた影響力の一因となっている。
本書は、こうした変化のただなかにあるアフリカの現在地を、地政学の視点から立体的に描き出す。