- 古典に学ぶ現代世界
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- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2025年07月10日
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784296124565
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【2025年07月01日発売】
[日販商品データベースより]
チャペック『ロボット』から、オルテガ『大衆の反逆』まで
名著の中に問題解決の道を探す
AIと超高齢化、ポピュリズムと全体主義、権力の偏重とタテ社会、人情と情緒、外交と経済運営――。長きにわたって読み継がれてきた古典は、私たちが抱えている課題解決へのヒントになる。ジョージ・オーウェルから有吉佐和子まで、数々の名著を現代の視点から読み解く。「日経BOOKプラス」の好評連載を大幅加筆。
【「はじめに」より】
読んだつもりの古典。積ん読の名著。中身をすっかり忘れた既読書――。混迷を深める今こそ、そんな書物をひもとく機会である。
人生五十年ではないが、半世紀以上にわたって読み継がれている本をひとまず古典と呼ぶことにしよう。それらの本も、世に出た際には時々の課題に向き合っていたはずである。私たちが初めて経験すると思っている出来事も、古典の中では今日に通じる話題として描かれている。指針なき現代の海図を、古典の森に探ってみたい。
そのためにはまず古典を手に取る必要がある。でも何かと多忙な我が身にはとても億劫である。そんな筆者に毎月の宿題が回ってそのためにはまず古典を手に取る必要がある。でも何かと多忙な我が身にはとても億劫である。そんな筆者に毎月の宿題が回ってきた。2022年8月に始まった日経BOOKプラス連載「古典に学ぶ現代世界」である。
各ストーリーには若干の加筆修正を施し、文末に小さなコラムを追加した。箸休めのようなものだが、このコラムだけを読んでいただくのも一興かもしれない。そして本書を読みながらつい転寝してしまう。そんな方こそが、筆者にとって最も心を許せる読者である。文中敬称略とさせていただいた。