- 女の顔をした中世
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ベルギー・オランダの都市と女性たち
八坂書房
イェレ・ハーメルス アンドレア・バルディン シャネル・ドゥラメイユール 青谷秀紀- 価格
- 4,950円(本体4,500円+税)
- 発行年月
- 2025年05月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784896943788
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ベルギー・オランダの都市と女性たち
八坂書房
イェレ・ハーメルス アンドレア・バルディン シャネル・ドゥラメイユール 青谷秀紀
[BOOKデータベースより]
「中世の秋」の街頭に息づいていた知られざる「女の世界」。未曾有の経済的繁栄を背景に花開いた「女の都」で、人びとはいかに生を享け、愛を育み、結婚し/あるいは結婚せず、投資・蓄財にはげみ、どのような老後を迎えていたのだろうか。都市に蓄積された厖大な史料を丹念に掘り起こし、商人・職人、投資家、芸術家、ベギン、娼婦など、名もなき女性たちの肉声を鮮やかに再現。女性にとって暗い時代とされることが多い西欧中世のイメージを覆してみせ、女性史研究に新地平をひらいた画期的論考の全訳。図版多数。
序論 都市をめぐる、もう一つの中世史
[日販商品データベースより]第1章 都市における〈女の一生〉―良家の子女から捨子まで―
第2章 女性と結婚―パートナーの選択、婚姻をめぐる争いと様々な関係―
第3章 女性と財産・投資・ビジネス―女が企業家になる方法―
第4章 敬虔な女性たち―「共に、いとも清く生きる」ベギンについて
第5章 現場で働く女性たち―同職組合の内と外で―
第6章 「性悪女Quade wijven」―女性と暴力、犯罪、そして暴動―
第7章 エロスと女性―セクシュアリティ、性的同意、そして売春―
結論 「賢い女たち」について
「中世の秋」の街頭風景は、ほんとうはどれくらい「女の顔」をしていたのだろう?
未曾有の経済的繁栄を背景に活気づく中世後期のネーデルラント諸都市で、女性たちはいかに生を享け、愛を育み、結婚し/あるいは結婚せず、地道に働く、信心や技芸に没頭する、投資・蓄財にはげむ……などなど、それぞれの人生と向き合ったすえに、どのような老後を迎えていたのだろうか。都市に蓄積された厖大な史料を丹念に掘り起こし、商人、職人、投資家、芸術家、ベギン、娼婦など、
さまざまな立場の名もなき女性たちの肉声を「聞き書き」さながらに再現、女性にとって暗い時代とされることが多い西欧中世のイメージを覆してみせ、女性史研究に新地平をひらいた画期的論考の全訳。図版多数。