[BOOKデータベースより]
あるばん おひめさまは おそろしい おとで めを さましました。りゅうが あばれて うめいているようでもあり、おそろしい とらが ほえているようでもありました。おひめさまは こわくて ねむれなくなってしまいました。
[日販商品データベースより]お城にすむおひめさまは、ある晩おそろしい音で目をさましました。おひめさまは何がおきたのか気になってしかたありませんでしたが、しらんぷりして朝ごはんを食べました。
お父さんとお母さんがケンカをしているとおそろしいよね。
自分の気持ちにしらんぷり、不安な気持ちはつい閉じこめてしまうけど、
わんわん泣いて、いいんだよ。
子どもの前でケンカをすると、子どもは一見平気なようでいて、じつは大きな不安と傷をかかえている。本書は大人に対しては反省を、子どもには、自分の気持ちをかくさないで、外に出そう、不安なときは泣いていいというメッセージを投げかけています。
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価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2025年07月発売】























結果は丸く収まってはいるのですが、結構生々しいお話です。
夜中に響いた恐ろしい音って何だったのでしょう。
そのために眠れなくなったお姫さまでしたが、事実を知ってしまったとき、知らんぷりを決め込むことにしました。
それは、両親の激しい言い争いだったのです。
子どもはこうして、心の中につらい感情を押し込めていきます。
両親の不和と間に置かれる子どもの辛さがにじみ出ています。
一見おとぎ話風に描かれていますが、これをわが子に読み聞かせする親を想像できません。
知らんぷりを決め込んでいる子どもが、親に差し出す絵本かもしれません。
親子に絵本関係があることを祈ります。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】