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[BOOKデータベースより]
家族の歴史と比較から考える〈産みの親〉と〈育ての親〉
[日販商品データベースより]第1部 赤ちゃんポストと養子縁組(産婆がおこなった生殖の危機に対応するソーシャルワーク―「藁の上からの養子」にみる近代日本の親子原理;「お上の正義が晴らすべきはこの闇なり」―20世紀初頭ナポリの捨子裁判事例から;韓国の危機的妊娠をした女性支援と養子縁組;補論1 ドイツにおける赤ちゃんポストの現状)
第2部 〈産み〉の奨励と抑制(初期近代イングランドにおける妊娠・出産と家族;20世紀初頭フランスにおける出産奨励運動と母子衛生―妊娠・出産の管理と「育児学」;近代日本の児童保護事業が表彰した子どもと排除した子ども;補論2 近世日本の農民家族と嬰児殺し)
第3部 コミュニティと〈育ての親〉(近世の日本の子育てと家・村・親族―村は子育てをしていたか;植民地朝鮮の婚外子・棄児をめぐる法と社会のまなざし―1910〜1920年代を中心に;アフリカの「自然な」要素に基づく親子考―ナイジェリアの“里親養育”慣行と授乳文化を対照させて)
第4部 現代の〈育て〉をめぐる政策と法(新しい社会的養育ビジョン策定の経過と社会的養護の推進方向;「育て」に関する政策の課題―代替養育のあり方をめぐる議論を手がかりに;家族法における子の監護)
危機的妊娠や予期しない妊娠によって生まれた子の〈産み〉と〈育て〉をめぐる現状と課題をふまえ、〈親〉という存在がいかなる歴史と地域のなかで捉えられるのかを多角的に論じる。豊富な歴史的事例を素材に、〈産みの親〉と〈育ての親〉を家族の歴史と比較のなかで問い直す。