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[BOOKデータベースより]
一人でもいい、生き残って我々の働きを知らせるのだ―ひめゆり学徒の乙女らと生死を共にした学徒隊長の愛と苦悩と悔恨の記録。
第一部 うつりゆく学園(ひめゆり学園;遅れた疎開;陣地構築と勤労動員;突然の空襲;看護訓練)
[日販商品データベースより]第二部 ひめゆり学徒の青春(月下の出動;南風原陸軍病院;初めての犠牲者;弾雨下の青春;文部大臣の激電「決死敢闘」 ほか)
一人でもいい、生き残って我々の働きを知らせるのだ――
ひめゆり学徒の乙女らと生死を共にした学徒隊長の、愛と苦悩と悔恨の記憶。
首里城の丘かすむこなた
松風清き大道に
そいていらかの棟たかし
これぞ吾等が学びの舎――
そのいらかの下で、師範学校生二百八十名、一高女生八百名、計千名に余る可憐な少女が、毎日平和な、そして誇りに満ちた気持ちで快活に校歌を口ずさみながら勉学していた。
――本文「第一部 うつりゆく学園…一 ひめゆり学園」より
私たちがこうして生きのびたのも先生のお陰で、
先生は私たちの命の恩人である。
もしあの時、先生と一緒でなければ、思慮の浅い私たちは、
きっと持っていた手榴弾で自決していたことだろう。
あの頃は、死ぬことのみを考えていた。
――本文「沖縄戦と西平先生」(木村つる)より
戦争を正確に記録することは難しい。どんなに生々しい体験もその戦争の限られた部分に過ぎないからである。……
戦争に関する思いを伝えることもまた難しい。どのように言葉を尽くしてもそれは幸運な生き残り思いであり、決して死者の恐怖や無念を伝えることは不可能だから、生き残った者の負い目は深くなり、口は重くなる。
――「序にかえて」(松永英美)より