[日販商品データベースより]
大乗仏教の思想的核となった『中論』。龍樹は言葉が否定されるべき「迷いの世界にあるもの」であることを知っていた。『中論』は、言葉(プラパンチャ)が自らを否定し、そしてその否定(空性)によって蘇った言葉(仮説)となるプロセスを描いている。『中論』研究の泰斗が偈一つひとつを解説して龍樹の論法を明らかにする。
〈目次〉
第一六章 束縛と解脱の考察
第一七章 行為と結果の考察
第一八章 我と無我の考察
第一九章 時の考察―過去・現在・未来―
第二〇章 結合の考察―因と縁―
第二一章 生成と消滅の考察
第二二章 如来と構成要素の考察
第二三章 錯誤と真実の考察
第二四章 最高真理と世間的真理の考察
第二五章 涅槃の考察―存するものと無―
第二六章 十二因縁の考察―仮説としてのアビダルマ教説―
第二七章 誤った見解の考察
略語および文献
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