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[BOOKデータベースより]
私達は、共通の言葉で話しているのか?―フィールドに境界はなく、また私達が想い描く「社会」もフィールドに行けばゆらぎはじめる。個体、群れ、環境、それぞれの境界がゆらぐとき、想像の「社会」もゆらぐ。気鋭の人類学者・霊長類学者らの応答からみえてきた、組み変わる境界。
序論
第1部 まとまりのゆらぎ(〈経済〉が変える親族・家族のかたち―狩猟採集民バテッの「つながり」;組みかわる境界―ニホンザルのオスの空間的まとまりと相互行為;協働における「適切な距離」―スペイン・カタルーニャ州の「人間の塔」造りを事例に;「分かちあい」の進化―オランウータンの雌雄における分配ダイナミクス;わけるトウモロコシ、わけない肉―観光に従事する狩猟採集民ハッザの食物分配)
第2部 ゆらぐかかわり(霊長類学における「寛容社会」とは何か?;もめごとを避ける技、他者を赦す術―ソロモン諸島ガダルカナル島における利害調整と関係操作;「生き方」を捉えるものさし―ヒトとチンパンジーの生活史の種間比較を目指して;同化するサル。教示を操るヒト)
第3部 環境のゆらぎ(離れて集まるニホンザルの日常;狩猟採集民モーケンの離合集散;環境としての他者―ニホンザルのアカンボウの伴食相手の変化を事例に;生態・生理・認知が交わるところ―サイケデリック宗教の観点から考える社会性の進化)
〈社会性〉の諸相―人類学と霊長類学の接続可能性と特異性