[BOOKデータベースより]
SSTの基本的な考え方から、具体的なプログラム、学校で導入するときの進め方、ポイントがわかる!SSTが必要なのは「気になる子ども」だけ?そのSST、子どもの意見を聞いていますか?SSTをバージョンアップ!すべての子どもへのSST(第1層支援)と特定の子どもへのSST(第2層支援)を組み合わせることをおすすめします!
第1章 大人都合のSSTから子ども主体のSSTへ(SST実施の際に陥りやすい3つの罠;学校全体でSSTを導入するときのポイント)
第2章 すべての児童生徒に対するSST―第1層支援(SSTの基本的な考え方;SSTの技法とその原理 ほか)
第3章 特定の児童生徒に対するSST―第2層支援(第2層支援の対象;欠如タイプに応じた支援の概要 ほか)
第4章 学校におけるSST導入の実際(学校全体でSSTを導入するとき;すべての児童生徒に対するSST ほか)
第5章 特色のあるSSTの実践事例(へき地・小規模の中学校における実践;特別支援学校高等部における実践 ほか)
★本人が主体の“多層型”SSTの実践で学校が変わる?★
支援を要する子どもが増えている学校では学校全体を対象とするSSTの導入が有効です。周囲に合わせて本人を変えるSSTではなく、本人の気持ちや意思を尊重して行うSSTの実践、多層型支援(第1層=すべての子ども、第2層=個別ニーズのある子ども)の導入方法を具体的に紹介します。
●「本人主体のSST」が求められる理由とは●
現在、多くの学校でSST(ソーシャルスキルトレーニング)が行われていると思いますが、実は教員が陥りやすい以下「3つの罠」があります。
@「マジョリティ」にとっての「ふつう」を押し付けてしまう
A本人の意思や良さを置き去りにしてしまう
B大人都合のSSTを子どもに押し付けてしまう
近年は子どもや家庭の背景も多様化しており、他者とのコミュニケーションが苦手な子どもも多く見受けられます。気になる子どもが複数いる学級や学校では、個々人にそれぞれサポートを行うよりも、児童・生徒全体を対象にSSTを導入するほうが有効です。
●子ども主体・学校全体で取り組むSSTの実践方法がわかる●
本書では、「子ども主体のSST」がどのようなものであるか、多層支援(第1層=すべての子ども、第2層=個別ニーズのある子ども)の導入時のポイントや、子どもたちのつまずきタイプ別にみた標的スキル(獲得すべきスキル)の見立て、実践上の工夫、実践後の振り返り(評価)などの具体的な方法を紹介します。
学校全体で同じ定義と方針を共有し、「子ども主体」「学校全体で進める」SSTを取り組んでみましょう。
【主な目次】
第1章 大人都合のSSTから子ども主体のSSTへ
1 SST実施の際に陥りやすい3つの罠
2 学校全体でSSTを導入するときのポイント
第2章 すべての児童生徒に対するSST−第1層支援
1 SSTの基本的な考え方
2 SSTの技法とその原理
3 SSTプログラムの進め方
4 SSTの実施にあたっての工夫
第3章 特定の児童生徒に対するSST−第2層支援
1 第2層支援の対象
2 欠如タイプに応じた支援の概要
3 欠如タイプの評価
4 獲得欠如タイプのソーシャルスキルに対する支援方法
5 遂行欠如タイプのソーシャルスキルに対する支援方法
第4章 学校におけるSST導入の実際
1 学校全体でSSTを導入するとき
2 すべての児童生徒に対するSST
3 第1層支援の振り返りとその後の計画
4 特定の児童生徒に対するSST
第5章 特色のあるSSTの実践事例
1 へき地・小規模の中学校における実践
2 特別支援学校高等部における実践
3 高校の通級における実践
4 通級や特別支援学級における自分研究の実践
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