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[BOOKデータベースより]
政党組織化はどのように進んだのか―近代日本において、「近代政党」の基盤たる地方組織はいかに形成されたのか。本書では島根県に焦点を当て、若槻礼次郎の個人後援会「克堂会」を中心に憲政会・民政党の組織網の整備が進んだ経緯を解明する。他方で、民意糾合のため基本政策に対外強硬策が盛り込まれたことによって政党内閣の前提となるべき協調外交の可能性が失われたことを明らかにする。また、若槻が立身出世を体現する人物として地域に定着していった経緯と背景を説明し、戦前の政治家と社会の関係に新たな視座を与える。
序章 戦前の政党をめぐる論点
[日販商品データベースより]第1章 島根県における憲政会・立憲民政党勢力の形成と展開―大正・昭和戦前期の「近代政党」への転換の構造―
第2章 戦前期地方政党組織論―立憲民政党島根支部の構造と特徴―
第3章 一九三〇年代の二つの総選挙をめぐる二つの逆説―第一九回衆院選(一九三六年)と第二〇回衆院選に見る政党の変容と低迷―
第4章 選挙粛正運動の展開とその限界―「政党排除論」をめぐる攻防―
第5章 政党政治家のイメージ形成―若槻礼次郎に見る政治家のイメージ形成―
終章 「近代政党」の経験をどう見るか
「近代政党」の基盤たる地方組織はいかに形成されたのか。島根県出身で第25代内閣総理大臣・若槻礼次郎の個人後援会を中心に、憲政会・民政党の組織網整理の経緯を解明し、戦前期の政党政治を捉え直す。また若槻が立身出世を体現する人物として定着した経緯から、政治家と社会の関係も考察する。