[BOOKデータベースより]
序章 危機管理とキャリアを結ぶ新たな思考
第1部 事例(グローバル化やVUCAの時代に対応できない日本人材の危機;多極化世界というリスク 日本は存続できるのか?;企業と為替リスク;食料・エネルギー危機 超輸入依存国「日本」は半年で餓死する可能性;気候変動と災害 激甚化・頻発化する猛暑、干ばつ、洪水、そして水・食料不足や紛争まで;デジタルガバナンスと私たちの危機 無秩序なデジタル世界の氾濫で孤立する日本 ほか)
第2部 理論(危機管理(リスクマネジメント)とその限界)
第3部 解決へのヒント(VUCA時代の生存戦略としてのリスクマネジメント マインドセット・リスクカルチャーの転換に向けて;働き方の多様性 所属や地域を超えた新しい働き方と学び方;サプライチェーンと投資におけるリスク管理)
終章 グローバルビジネスと新たな危機管理に向けて―日本的価値の良さを再認識せよ―
本書は、単なる危機管理の概念論にとどまらず、現代社会におけるもっとも喫緊の課題と直結した実践的な知見を提供する。なぜ日本が変革を迫られているのかを深く掘り下げ、具体的なデータと実例をもとに明らかにした第T部、危機管理の理論を網羅した第U部、そして危機管理の未来へと読者を導く第V部は、私たちの主体的な危機管理への関わり方へと導く。危機を単なる恐怖として捉えるのではなく、それを乗り越えるための知識と戦略を提供している点こそが、本書の最大の魅力である。