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[BOOKデータベースより]
革命的ナショナリズムの世界。ヨーロッパを揺るがすカリスマ親子と極右政党はいかに台頭したのか?第二次大戦以後の政治・社会史から説き起こす。
第1章 ジャン・マリ・ルペンの青春―代議士になった戦中世代の寒村の少年
[日販商品データベースより]第2章 「新しい右翼」、FN誕生とその時代
第3章 「第三の道」、極右国民戦線(FN)の勢力拡大―移民=失業・左翼ナショナリスト
第4章 FN「近代化」の試みの蹉跌―脱悪魔化と社会福祉ナショナリズム
第5章 三度目の雌伏の時代から復活へ
第6章 「パリ燃ゆ」「シャルリー・エブド」―極右躍進の背景としての社会不安
第7章 マリーヌ時代のFN復活と躍進―本格的な「脱悪魔化」の模索
第8章 マリーヌ・ルペン、半生・価値観・組織
第9章 「ライシテ」という逆説の「脱悪魔化」―「体制化」する革命的ナショナリズム
第10章 欧州ポピュリズムの将来
極右台頭を徹底解剖する
二〇二四年六月の総選挙で、フランスの極右政党「国民連合」(旧国民戦線)が大躍進した。本書は、この政党を率いてきたルペン親子とその台頭についての書き下ろしである。
「国民連合」が人種排外主義を標榜する極右であることに間違いはない。しかしこれは単なる右翼・極右ではない。 この政党はそれなりにフランス人の心をとらえ、時には国民の反発と怒りさえ織り込み済みの上で勢力を拡大してきたのだ。
本書は、ジャン・マリ・ルペンの生い立ちからはじめて、国民戦線の結党とその時代背景をまずは取り上げる。そこで浮かび上がるのは、一九六八年の「反体制」思想である。
こうして「ごろつき」集団として誕生した国民戦線はその後、理論化と党組織の近代化に取り組み、次第に「ナショナリスト左翼」を標榜するようになる。 鍵となるのは「脱悪魔化」と「ライシテ」だ。
かつてのごろつきは、いまやフランス共和国の根幹の原理である「ライシテ」を受け入れ、この「政教分離」というデモクラシーの観点から、移民問題を唱えるようになっているのだ。極右の台頭をフランス現代史から説き起こした記念碑的著作。