- 芥川龍之介における海外文学受容
-
旧蔵書越しに見える風景
ひつじ研究叢書(文学編) 18
- 価格
- 7,920円(本体7,200円+税)
- 発行年月
- 2025年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784823412790
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[BOOKデータベースより]
第1章 作家旧蔵書研究の可能性 芥川龍之介旧蔵書・洋書を例に考える
[日販商品データベースより]第2章 芥川龍之介と卒業論文ウィリアム・モリス研究 旧蔵書への書き込みを手掛かりに
第3章 芥川龍之介のバーナード・ショー受容について 受容遍歴・東京帝国大学時代・「西方の人」を中心に
第4章 「地獄変」とピエール・ルイス「芸術家の勝利」 “プロメテウス”から“地獄変”へ
第5章 芥川龍之介旧蔵書の洋書調査 新資料、本を通じての交際など
第6章 芥川龍之介編The Modern Series of English Literature テクストの特色、第七・八巻の出典、「近頃の幽霊」・「南京の基督」との関わりを中心に
第7章 英文との対応から見た芥川の文体 三人称代名詞「彼/彼女/彼等」、文末詞「である」を中心に
第8章 「世界文学」として読まれるとは?
第9章 カリフォルニア大学バークレー校C.V.スター東アジア図書館所蔵・芥川龍之介「母」原稿について
「あらゆるものを本の中に学んだ」(「大導寺信輔の半生」)とする芥川龍之介はどのような洋書を読み、どのように執筆に活かしていたのか。焼失した卒業論文(ウィリアム・モリス論)の正体、代表作「地獄変」の典拠、翻訳体験が芥川の文体へ与えた影響、旧蔵書に挟まれた押し花や書簡など、日本近代文学館等に残された芥川龍之介旧蔵書・洋書を手がかりに実証的に辿る。巻末には旧蔵書・洋書への書き込み一覧・読書年譜付き。