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保険毎日新聞社 大学図書 新谷哲之介
点
保険の源流とは、戦争と略奪だった。激動の世界経済を支える海上保険のダイナミズムを歴史的形成過程から描く。
第1章 15〜18世紀頃のヨーロッパ諸国の貿易の概観第2章 イギリスにおける海上保険の発達第3章 捕獲免許状および報復捕獲免許状第4章 奴隷貿易第5章 最大善意第6章 ワランティー第7章 アメリカ合衆国創建後の海上保険第8章 捕獲(Capture)第9章 アヘン貿易第10章 因果関係第11章 戦争とは何か
海上保険といえば商人のための商業的な保険をイメージしますが、海上保険をその形成過程の歴史からたどると、往時は貿易と略奪とが混然として存在し、さまざまな暴力や戦乱のなかから生成されてきた実態が浮き彫りとなります。 本書は、保険の原点といわれる海上保険が、貿易や海運をめぐる危険に対しどのような役割りを担いながら創生・発達してきたか、また、国家どうしの覇権抗争や戦争という特殊なリスクをどう担保してきたかを、世界史的観点から描いています。 貿易は国富の源泉として国の盛衰を左右し、経済的に大国としての地位を築いてきた国々は、国力を伸展させてしばしば海上覇権を争い、これを支える海運、海上保険、貿易金融等を充実させてきました。現在国際的に使用されている保険の原理や約款も、大航海時代から近代にかけて特にヨーロッパを中心に繰り広げられた幾多の戦争、奴隷貿易、アメリカの独立戦争や南北戦争、20世紀の両次大戦などのリスクが基盤となっています。海上保険実務ではいまも戦争危険が担保されて国際的に普遍的な実務慣習として機能しており、それはこうした歴史を通して理解できます。 また、著者が携わる保険実業の視点から、歴史上に現れた諸々の事案やトピックスにも焦点を当て、保険実務を進めるなかで示唆となり参考となる判例や史訓を織り交ぜながら、保険契約に関わる法律原則や制度の成立ち経緯や仕組み、解釈理論等についても説明を加えています。 本書からは激動する世界経済を支える海上保険のダイナミズムと保険の淵源を汲み取ることができ、保険関係者はもちろん貿易関係者、更には広く一般読者の方々にもお勧めの書です。
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[BOOKデータベースより]
保険の源流とは、戦争と略奪だった。激動の世界経済を支える海上保険のダイナミズムを歴史的形成過程から描く。
第1章 15〜18世紀頃のヨーロッパ諸国の貿易の概観
[日販商品データベースより]第2章 イギリスにおける海上保険の発達
第3章 捕獲免許状および報復捕獲免許状
第4章 奴隷貿易
第5章 最大善意
第6章 ワランティー
第7章 アメリカ合衆国創建後の海上保険
第8章 捕獲(Capture)
第9章 アヘン貿易
第10章 因果関係
第11章 戦争とは何か
海上保険といえば商人のための商業的な保険をイメージしますが、海上保険をその形成過程の歴史からたどると、往時は貿易と略奪とが混然として存在し、さまざまな暴力や戦乱のなかから生成されてきた実態が浮き彫りとなります。
本書は、保険の原点といわれる海上保険が、貿易や海運をめぐる危険に対しどのような役割りを担いながら創生・発達してきたか、また、国家どうしの覇権抗争や戦争という特殊なリスクをどう担保してきたかを、世界史的観点から描いています。
貿易は国富の源泉として国の盛衰を左右し、経済的に大国としての地位を築いてきた国々は、国力を伸展させてしばしば海上覇権を争い、これを支える海運、海上保険、貿易金融等を充実させてきました。現在国際的に使用されている保険の原理や約款も、大航海時代から近代にかけて特にヨーロッパを中心に繰り広げられた幾多の戦争、奴隷貿易、アメリカの独立戦争や南北戦争、20世紀の両次大戦などのリスクが基盤となっています。海上保険実務ではいまも戦争危険が担保されて国際的に普遍的な実務慣習として機能しており、それはこうした歴史を通して理解できます。
また、著者が携わる保険実業の視点から、歴史上に現れた諸々の事案やトピックスにも焦点を当て、保険実務を進めるなかで示唆となり参考となる判例や史訓を織り交ぜながら、保険契約に関わる法律原則や制度の成立ち経緯や仕組み、解釈理論等についても説明を加えています。
本書からは激動する世界経済を支える海上保険のダイナミズムと保険の淵源を汲み取ることができ、保険関係者はもちろん貿易関係者、更には広く一般読者の方々にもお勧めの書です。