- まるごとわかる!エンジニアのための電気自動車技術
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押さえておきたい53項目
エンジニア入門シリーズ 138
科学情報出版 西村書店(取次・東京)
木茂行 福島エドワルド文彦 長浜竜- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2025年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784910558400
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【2017年07月発売】
[BOOKデータベースより]
EVに関わる全ての技術者へ。Liイオン蓄電池、モータ駆動、インバータ、電力回生、バッテリマネジメント、車体制御、シミュレーション技術 など。
基礎編(概要〜電気自動車のパワーユニットはこうなっている〜;バッテリから出力電圧を昇降圧するDC‐DC変換器〜昇圧できる仕組みと回路設計の流れを理解する〜;直流から交流を作りだす単相・三相インバータ(1)〜単相・三相インバータの原理と回路動作〜;直流から交流を作りだす単相・三相インバータ(2)〜インバータPWM動作による電圧コントロール〜;電気自動車に使われる永久磁石同期モータ(1)〜モータの動作原理と永久磁石同期モータの構造を理解する〜 ほか)
[日販商品データベースより]応用編(電気自動車用パワーユニットの測定・評価〜実際の回路動作を確認〜;電気自動車用電気計測の留意点〜プロービング技術を考える〜;電気自動車電気系の計測器〜製品の多角的解析〜;エネルギーを回収する回生〜自動車の中のSDGs〜;バッテリマネージメント〜多段多並列のバッテリを管理〜 ほか)
まえがき ※一部抜粋
電動化において,BEV もHV もバッテリでモータを廻す基本技術はほとんど同じである。Li イオン蓄電池を直並列に接続してバッテリを構成し,それをエネルギー源としてベクトル制御で永久磁石同期モータを駆動している。これまで,効率の良いエンジン制御ができる自動車メーカが市場の覇権を手中に収めてきたが,今後はこうした電動化技術が自動車メーカの明暗を分けることになる。
本書はそうした自動車の電動化を進める技術者に向けて執筆した。1 章ではエンジン車との性能比較を通して電気自動車の概要を述べる。2〜4 章ではモータの駆動回路を構成する昇圧チョッパとインバータを取上げ,5,6 章では電気自動車に使われる永久磁石同期モータについて説明する。7 章では車体の製造方法として導入が進むアルミを型に流し込んで製造するアルミダイキャスト法について紹介する。
1〜7 章の基礎編が電気自動車の構造に関する内容であるのに対し,8〜14 章の応用編では主に電気自動車の動作を取り上げた。8〜10 章では動作特性の計測を,11 章は減速時のエネルギーを再利用する回生技術について述べる。12 章はバッテリを構成する多数のLi イオン蓄電池を管理するバッテリマネージメント,13 章はモータと車体の制御,14 章は電気自動車に関連するシミュレーション技術である。
このように本書では,電気電子工学的技術に重点を置き,これまであまり書かれてこなかった電力回生やバッテリマネージメントも取り上げている。本書の読者が,革新的な電動化技術を開発したり,電動化の普及に大きく貢献する研究者,開発者,技術者となって活躍することを切に願う。