- 子規に至る
-
十九世紀俳句史再考
新曜社
秋尾敏
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2025年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784788518759

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[BOOKデータベースより]
子規は江戸後期の俳諧を「月並」として否定し「近代俳句」を創出したと言われてきたが、江戸期の俳句を熱心に分類・評価して、江戸と近代の俳句をつなげた人でもあった。宣長らに発する国学的世界観に基づいて進められた明治維新では、俳人たちも結社をつくるなど政治的な役割を担った。従来見落とされてきた近代俳句誕生のドラマが、江戸から明治への連続性のなかで鮮やかに見えてくる。近代俳句史の前提が変わる力作。
第一章 “俳句”の出自(其角に始まる“俳句”;明治初期の“俳句”;“近代俳句”の発明;明治二十年代前半の“俳句”;正岡子規の“俳句”)
[日販商品データベースより]第二章 俳壇維新(国学と俳句;天保時代―俳壇維新の起点;俳壇維新への潮流;維新前夜の俳壇;江戸期の春湖と幹雄)
第三章 明治東京俳壇の形成―教林盟社と明倫講社(教林盟社の成立;明倫講社の成立;教林盟社と明倫講社をつなぐ正風社と成蹊社;教林盟社の活動;明倫講社の活動;教林盟社の変遷;明倫講社の変遷)
第四章 近代俳句の成立(太陽暦の受容;“調べ”の俳句史;俳句と国学;一茶受容史;子規と旧派)
俳句は子規により、江戸期の「月並」俳諧を否定して確立されたと考えられてきたが、子規ほどそれらを徹底研究した人はいない。江戸・幕末から明治にかけての俳句史を連続性の下に見て、「国学」という当時の世界観を軸に書き直そうとする画期的試み。
・従来、江戸と近代(明治)は別々に考察されてきたが、「十九世紀」という枠組みを設けることで、連続性と新しさが見えるようになった。