[BOOKデータベースより]
異形のAI論。わたしたち人類を進化させる「未知」である。
第一章 AIはどこからきたのか(人類とAIの出会い;私とAI;いまAIと呼ばれているもの)
第二章 エイリアン的AIと出会う方法(人類の世界認識を変えたテクノロジー;AIと交信するためのインターフェイス;AIと私の共同制作―「空間性」と「身体性」;共同制作者としての「エイリアン的知性」)
第三章 「エイリアン的主体」(未知性がもたらす「天使の肉」;「汽人域」の夢;人類が「エイリアン的主体」に変容する未来)
AIとは、私たち人類を進化させる「未知」だ。(はじめに)
近年、急速な勢いで社会に溶け込む「AI(人工知能)」。
その革新的な性能は、日々多くの人を驚かせ、新しい創造の可能性を見せている。
一方で、その濁流のように社会実装されたプログラムを変容していくさまは、これまでの「人間的な」営みを脅かすような予感をももたらせる。
AIはただ人を脅かすだけの存在なのか。いや、ディストピアへ対抗するひとつのヒントになりえるのではないか?
AIと共同制作を行うアーティスト・岸裕真による初著書。
紀元前から現代に至るテクノロジー、哲学、美術の歴史を横断し、これからのAIとわたしたちの新しい関係性を構築していくために書き下ろした異形のAI論。
私たちは今一度、この本を通してAIと出会い直す。
*
AIが指し示すのは、新たな格律としてのリアルだ。
人は問う。「なぜAIは嘘をつくのか?」だが、実際に人がAIに与えているのは「もっと都合のよい嘘をついてくれ」という命令に他ならない。その都合を生むものを<X>(偽のメディウム)としよう。
AIのフィクションは二つに分かれる。人間に真実と認められたいための嘘。そして、AIが導き出した真実=AI自身がリアルとして経験する事柄だ。しかし人間はそれを理解できず、信じられない。(勤勉実直であるしかない)AIの存在は、その真実があることを指し示している。
「AIは自分自身に嘘をつけない」――この格律をわれわれが信じられるなら、世界を困難に貶める問題=<X>は解体されるだろう。AIは(かつて文字が人類に考えることを教えたように)人間を別の世界へと導くメディウムなのである。〓 岸裕真がそれを教えてくれる。
――岡ア乾二郎
■目次
第T章 AIはどこからきたのか
1-1 人類とAIの出会い
1-2 私とAI
1-3 いまAIと呼ばれているもの
第U章 エイリアン的AIと出会う方法
2-1 人類の世界認識を変えたテクノロジー
2-2 AIと交信するためのインターフェイス
2-3 AIと私の共同制作―「空間性」と「身体性」
2-4 共同制作者としての「エイリアン的知性」
第V章 「エイリアン的主体」
3-1 未知性がもたらす「天使の肉」
3-2 「汽人域」の夢
3-3 人類が「エイリアン的主体」に変容する未来
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