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[BOOKデータベースより]
トランプ新大統領の下での米国の驚くべき闇の深さを徹底的に暴く。米国はもはやこんな国になり果てていた。右派らによるテロが頻発、司法の腐敗。米国は民主主義の模範国ではもはやない。文明の一等国でもなくなった。
共和党のカルト集団化
[日販商品データベースより]融合する政治と暴力
復讐の政治
陰謀論の濁流
陰の主役は神
増幅する憎しみ
嘘と分裂
分断の小史
政治とカネ
民意歪める内外の脅威
世界に拡散する自国主義
米国の別の顔
「米国人はなぜトランプのような人物を大統領に選ぶのか」 彼が初当選した二〇一六年十一月以降、何度この質問をぶつけられたことだろう。 しごくまっとうで、そして難しい質問だ。 とても一口で言い表すことはできない。ただ不完全な政治制度に、暴力肯定の潮流と分断が乗っかった危うい均衡状態を、天才的なデマゴーグが利用しきった結末が今の米国であるのは間違いない。 本書はトランプに関わる「なぜ」を求め現場を右往左往した一人の記者の報告だ。多少の答えは見つかったと自負している。
筆者自身は二〇一六年にトランプが初当選した際、落胆はしたが、あまり驚かなかった。二〇〇三年からのロサンゼルス支局時代、米国には少なからずトランプ的なモノがあることを断片的ではある が、肌感覚で知っていたからだ。
コロナ禍からの復興で起きた激しいインフレとバイデン政権の経済政策の失敗が重なったとはいえ、 米国はトランプを選び、少なくとも四年間は彼の政権下を生きる。自己利益だけではなく、普遍的な 理想を目指す米国の良い部分が生き残ってほしいと心から願う。
大統領選で大敗したカマラ・ハリスは、投開票でト ランプの勝利が報じられた翌日、ワシントン中心部に近い自身の母校であるハワード大で、敗北を受 け入れる演説を行った。
印象的だったのは、ハリスが「暗闇の中でしか星は見られない」と、公民権運動指導者キング牧師 の言葉を引用したときだ。支持者からはため息のような感嘆の声が漏れた。涙をこらえきれない女性 の姿もあった。
ハリスは「多くの人が暗い時代を迎えようとしていると感じていると思うが、信念や真実という無 数の星で空を輝かせよう」と演説を締めくくった。
「暗い時代」はこれから数年間、民主党が耐え抜く時間だ。政治的な「報復」を掲げて再選された トランプ時代2・0を思えば、ぴったりの表現だった。聴衆の一人、黒人の中年男性は「ハリスは正 しい。これから米国は苦難の時代を迎えるかもしれない」と語った。(あとがきより)