- おもっていることつたえてリケラ
-
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2025年03月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784052060373
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[BOOKデータベースより]
むか〜し、むかし。「人間」もまだいない大昔。恐竜の子どもたちも、キミたちと同じようにいろんな「きもち」を感じながら、暮らしていました。「きもち」って何なのか、知らずにね。はずかしかったり、こわかったり、うれしかったり…。恐竜時代にも、今と変わらない「きもち」の物語がありました。この本で登場するリケラは、ちょっと内気な女の子。仲間はずれが怖くて、本当の「きもち」を伝えられません。でも、心の中では「いやだな」と思っていることが、いろいろ、あるのです。リケラは思っていることを伝えることができるでしょうか。さあ、恐竜時代へ、「きもち」の探検旅行へ、出かけましょう!
[日販商品データベースより]体も声も小さいトリケラトプスの子ども・リケラ。リーダーシップをとって遊びを決めるのは、いつもアンキロサウルス・アンキ。彼の提案に、遊び仲間たちは皆「いいね!」「いいね!」と誰も逆らわない。リケラも仲間はずれが怖くて、かけっこやおにごっこなどの、本当は苦手な遊びにも異論を唱えられずに付き合う日々を送る。ある日、アンキがジュララジャングルの探検という新しい遊びを提案。そのジャングルには怖い生物がいるという噂がある。いつものように、みんなは「いいね!」と賛成する。内心怖くて気がすすまないリケラも、「いや」とは言えず、結局皆で探検に行くことに。しかし、いよいよ危険なエリアに入り、リケラは初めて「あぶないから もどろう」と自分の意見を言う。
仲間はずれが怖くてずっと苦手な遊び、嫌いな遊びを受け入れてきたリケラだが、これをきっかけに、思い切って言葉に出して伝えることの大切さを知る。アンキも、声の小さいリケラの言葉に耳を傾けることがなかった自分を反省し、みんなの意見を聞く大切さを知り、相互理解できる結末に。
最後にアンキは、初めてリケラの好きな遊びを知り、「今からそれをしよう」と、ある場所へ行く。リケラの好きな遊びを皆で楽しむ幸せな場面で締めくくる。
「伝える」ことの大切さだけではなく、自分の意見を押し通してしまったリーダー・アンキ側の周囲への配慮不足、内心「こわい」「あぶない」と思いながらも何も言わずに危険な遊びに参加してしまう傍観者の視点も入り、様々な問題提起をしているストーリー絵本。「きもちのえほん」シリーズの第5弾として、複雑な仲間の関係性や思いのすれ違いを描く。
本書を含むこの「ダイナソーキッズ きもちのえほん」シリーズには、子ども時代に育みたい重要な能力として最近注目されている非認知能力(※向上心、共感力、コミュニケーション能力、忍耐力、思いやりなど、数値で測ることのできない人間的な力)を高めるための様々な工夫が盛り込まれている。
その一つが、巻末の「おうちの方へ」である。そこでは、幼児期の言葉の発達が専門の國學院大學吉永安里教授の監修のもと、読後に絵本の理解を深めるための問いかけ例を掲載。さらに、その回答の例として、実際に絵本を読み聞かせ後に問いかけをした親子モニターの、子どもたちが答えた言葉を、「ダイナソーキッズ公式サイト」に掲載している。子どもたちの回答の多様なバリエーションから、同年代の子どもたちの考え方、答え方がいろいろあることをおうちの方に知ってもらい、どのような答えも正解なのだと安心してもらえる丁寧なフォローページがあり、絵本をより深く楽しんでもらえる作りになっている。