この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 夏目漱石『こころ』をどう読むか 増補版
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2022年12月発売】
- 三島由紀夫石原慎太郎全対話
-
価格:946円(本体860円+税)
【2020年07月発売】
- 死という最後の未来
-
価格:649円(本体590円+税)
【2022年02月発売】
- 漱石入門
-
価格:913円(本体830円+税)
【2016年09月発売】
- 漱石はどう読まれてきたか
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2010年05月発売】
[BOOKデータベースより]
肉体の栄光と陶酔の虚構。石原の愛憎渦巻く三島論を復刊!新発見!三島が石原に宛てた書簡を収録。
三島由紀夫の日蝕
[日販商品データベースより]三つの対談(新人の季節(一九五六年);七年後の対話(一九六四年);守るべきものの価値―われわれは何を選択するか(一九六九年))
【三島由紀夫 生誕100周年】
本書には、三島由紀夫が石原慎太郎に宛てた未発表の書簡6通が収録されている。それらは、文学史に輝く第一級の資料と呼ぶにふさわしいものだ。
そこには、三島と石原の知られざる交歓の内幕が克明に描かれており、時代を超えて響く緊張感と友情が宿っている。
本書は、三島由紀夫の生涯と作品に新たな角度から迫る一冊である。
対談やエピソードが織りなす物語の中に浮かび上がるのは、剣道やボディービル、居合道、さらには政治や死生観など、彼が追い求めた「究極の肉体」への飽くなき渇望である。
石原慎太郎が語るのは、剣を手に取る姿や、ボクシングリングに立つ彼の不器用な情熱だ。
一方、「武士道」を体現しようとする彼の姿勢は、時に矛盾を露呈しながらも、彼が切望した「完全なる美」の追求を映し出す。
生と死、虚構と現実、肉体と精神が交錯する三島文学の本質が、この本を通じて鋭く浮かび上がる。
本書には、石原慎太郎の四男である石原延啓による解説が加わっている。