- 水瓶座
-
歌集
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2025年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784910738260
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
ゲスト さん (ログイン) |
![]() |
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
歌集
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
[BOOKデータベースより]
第二歌集。
序歌
[日販商品データベースより]1 木の章―二〇二〇年(無―生満土;春―花冠の闇 ほか)
2 火の章―二〇二一年(伴―来蘭亭;春―浮かばれぬ星 ほか)
3 土の章―二〇二二年(奏―去挽灯;春―轍鮒の急 ほか)
4 金の章―二〇二三年(組―慈悲宮;春―悼・黒岩康氏 ほか)
5 水の章―二〇二四年(曲―釈音雨;春―一花こぼるる(長子・郁哉逝く) ほか)
無伴奏五番を弾かむとや生まれけむセロに触れるれば身も揺るがるれ
作者は音楽の人である。と同時に言葉の人である。ヴィオラからセロに移行してより一層音楽にのめり込みながら、一方で歌の言葉
と真摯に対峙し、意味をさぐり、連想を展開してゆく。飽くことのないその営為には舌を巻く。(久々湊盈子・本書「帯文」より)
【自選5首】
生まれ落ち天に響かふ水瓶の音聴きながらけふも座(あ)るかな
雨なしの穀雨も鵯(ひよ)の余念なく励む子育て 無心の軒端
虫たちはすでに知りしを霊長類、水瓶からびたるに気づかず
ながらへばゆめもうつつも朧にてただゆらゆらとながれゆくなり
夕されば弓の櫂もて漕ぎ出だすセロはさながら一葉(いちえふ)の舟