この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 御料局測量課長 神足勝記日記
-
価格:22,000円(本体20,000円+税)
【2023年12月発売】
- ダイナミックに展開するヨーロッパの農業協同組合
-
価格:825円(本体750円+税)
【2015年11月発売】
- 品種改良の世界史 家畜編
-
価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2010年11月発売】
- 牛の卵巣・子宮アトラス
-
価格:16,500円(本体15,000円+税)
【2015年10月発売】
[BOOKデータベースより]
自分が生きている“いま”を知るために、歴史学の立場から“食べもの”に迫る―主食であるコメ・コムギの栽培から、コムギの加工食品である「餅(へい)」「麺」、農具の発展、お茶・野菜の栽培、養蚕のための桑の栽培、肥料まで、皇帝や官僚たちが動かす国家を、食糧・衣料の生産によって支えてきた農民の姿を史料から丹念に掘り起こす。近代以前の農業は有機栽培であり、自然に存在する材料を使って作物を育て、人間や家畜の食糧・飼料とし、さらにその排泄物を作物に施して肥料にする。この自然と人間の循環関係を続ける営みは、いま注目されているSDGsの課題に正面から応えるもので、農業史研究はきわめて現代的な課題を追究する分野でもある。
序章 中国農業史の空間、時間、視点
[日販商品データベースより]一章 田植って必要?―田植法略史
二章 乾燥地だって農業ができる―華北乾地農法の開発と二年三毛作
三章 餅はモチでなく、麺はうどんではない―『斉民要術』と『太平広記』から
四章 犂のトリセツ―長床犂略史
五章 「日常茶飯事」っていつから?
六章 唐の都・長安の畑から―カブラ類略史
七章 綺羅、星のごとし―絹織物は桑の葉でできている?
八章 「糞」の行方―肥料略史
終章 農業は永遠に続く
主食であるコメ・コムギの栽培から、コムギの加工食品である「餅(へい)」「麺」、農具の発展、お茶・野菜の栽培、養蚕のための桑の栽培、肥料まで、皇帝や官僚たちが動かす国家を、食糧・衣料の生産によって支えてきた農民の姿を史料から丹念に掘り起こす。
近代以前の農業は有機栽培であり、自然に存在する材料を使って作物を育て、人間や家畜の食糧・飼料とし、さらにその排泄物を作物に施して肥料にする。この自然と人間の循環関係を続ける営みは、いま注目されているSDGsの課題に正面から応えるもので、農業史研究はきわめて現代的な課題を追究する分野でもある。