[BOOKデータベースより]
体中に銃弾をあびた元兵士、息子を虐殺された母、砲声の中遊ぶ幼い兄弟―この現実から、目をそむけるな。彼らは勇気と決意をどうやって奮いおこしたのか。
マダム・オーリハ 九十九歳 四世代にわたる一族の最年長者
ペトロー 七十歳 本を集める人、錠前師
ユーリイ 八十六歳 妻に先立たれた元鉄鋼労働者
ヤーラ 二十七歳 衛生兵、ドローンパイロット、母親
マリーヤ 七十六歳&オレクサンドル 五十一歳 ジーマの母と兄
ユーリイ 医師
スタニスラーウ 三十四歳&ヴォロディーミル 七歳 父と息子
リーザ 二十六歳 大尉、双子
セルヒイ 二十一歳 医学生
アントーン 二十五歳 ヘリコプターパイロット
オレーフ 二十六歳 サッカーファン、志願兵、救護要員
ナータ 三十四歳&アルテーム 十四歳 シナリオライターと息子
アンドリイ&オレクサンドル 第四十砲兵旅団
ヴォロディーミル 三十歳 元フーリガン、兵士、父親
アンドリイ ボランティア
ドゥミトロー 三十七歳 部隊長、傷痍軍人
アルテーム 四十歳 クラゲ飼育者
キリーロ&オレクサンドル 息子と父親、脳神経外科医
テチャーナ 十七歳 患者
アナトーリイ 四十八歳 整備兵、父親〔ほか〕
今なお続く現実から、目を背けるな
2022年2月に始まった、ロシアによるウクライナ侵攻。
ジョージ・バトラーは渦中のウクライナにおもむき、
市井に生きる老若男女の声に耳を傾けた。
体中に銃弾をあびた元兵士、
息子を虐殺された母、
砲声の中で遊ぶ幼い兄弟――。
彼らはなぜ、勇気と決意を奮いおこせたのか?
現代の大きな悲劇についての証言を、
フルカラーのスケッチとともにお届けする。
【編集担当からのおすすめ情報】
「忘れてならないのは、人々が本書で語ったようなことは、今もまだ、ウクライナの前線や塹壕、病院やこわれた家屋の中で起きている、ということです。わたしは常にそのことを考えています。あの人たちは、今、どこにいるのでしょうか。」
ジョージ・バトラー(あとがきより抜粋)
この本には、4歳から99歳まで、学生、医師、建築士、兵士など、さまざまな人々が登場します。
彼らはそれぞれの人生を歩んできましたが、2022年2月に生活は一変しました。
日本人にとって、ウクライナ侵攻は、遠い国の問題に感じるかもしれません。
しかし、ウクライナで生きる人々は、今もまだ、祖国のためにそれぞれの形で戦い続けています。
彼らは何を思い、どんな日々を過ごしているのか。
バトラーが描いたスケッチとともに、ウクライナの人々の言葉をお届けします。
全ての人に読んでいただきたい一冊。
どうか、この現実から、目を背けないで。
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