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【2007年10月発売】
[BOOKデータベースより]
無国境、無国籍的な田村俊子の思想遍歴。なぜ晩年の俊子は、中国の女性問題に尽力することになったか?
1 ドメスティック・イデオロギーへの挑戦―田村俊子にみるジェンダーの諸問題(女学生世界=ノ・マンズ・ランド―田村俊子の『あきらめ』について;一九一〇年代の日本における「女性同性愛」言説―「青鞜」同人を中心に;ドメスティック・イデオロギーからの脱出願望―田村俊子の“書く女”と“演じる女”について)
[日販商品データベースより]2 カナダのバンクーバーにおける思想的変遷―日系社会を描く作品群をめぐって(“渡米熱”“堕落女学生”と“写婚妻”―一八九〇年代後半の“渡米熱”と『大陸日報』にみる“写婚妻”像;ナショナル・アイデンティティとジェンダーの揺らぎ―佐藤俊子の日系二世を描く小説群にみる二重差別構造;佐藤俊子の人種問題への認識と社会主義的立場―「小さき歩み」三部作を軸として)
3 インターナショナル・フェミニストの連携―上海時代の佐藤(田村)俊子と中国女性問題(上海時代(一九四二‐四五)の佐藤(田村)俊子と中国女性作家・関露―中国語女性雑誌『女聲』をめぐって;日本占領下の上海における女性問題の変容―プロパガンダ誌の女性文学と『女聲』の読者欄をめぐって)
無国境、無国籍的な田村俊子の思想遍歴をたどる。
なぜ晩年の俊子は、中国の女性問題に尽力することになったか?
日本から北米へ、そして最終的に中国にわたった田村俊子の作品とその思想を、時系列に沿って分析し、そのなかに見えた田村俊子の「ジェンダー」「人種」「階級」言説の形成の軌跡を解明する。
俊子が取り組んだ〈ジェンダー〉問題は、当時、女性たちの社会進出とどのような関係にあったのか。作家・田村俊子は、なぜ日本を離れ、カナダのバンクーバーに赴いたのか。そして、一八年間の北米滞在を終え、日本に帰国した俊子は、なぜ、また日本を離れて中国に発ったのか。俊子は、海外でどのように活動し、どのような成果を達成したのであろうか。
第1部「ドメスティック・イデオロギーへの挑戦―田村俊子にみるジェンダー諸問題」、第2部「カナダのバンクーバーにおける思想的変遷―日系社会を描く作品群をめぐって」、第3部「インターナショナル・フェミニストの連携―上海時代の佐藤(田村)俊子と中国女性問題」と、全体を3部に分け追求していく。
【田村俊子は、日本から北米、そして中国へと移動し、それぞれの土地にさまざまな足跡を残した。このような俊子の半生を一言でいうなら、「コスモポリタン」田村(佐藤)俊子となろう。彼女はいかなる道程を辿って、ここに至ったのであろうか。】……「序章」より