- 消化器疾患 改訂第2版
-
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2025年01月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784524210916
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[日販商品データベースより]
専門基礎分野において疾病の病態・診断・治療を学ぶためのテキストシリーズ(全14冊)の消化器疾患編.医師と看護師の共同編集により,看護学生に必要な知識を網羅.さまざまな症状を理解できる,診断の進め方・考え方がわかる,臨床看護に結びつく知識が得られる,の3点を重視して構成している.今改訂では各種情報を更新したほか,消化器系の機能障害を有する患者の看護の概説を追加した.
【はじめに(序文)】 *抜粋・改編
2019年2月に初版を発行して以降,約6年が経過した.その間に新型コロナウイルス感染症(COVID〓19)の蔓延があり,今までにない生活スタイルの変化を余儀なくされたが,医学はその歩みを止めることはなく,消化器関連分野の多くのガイドラインが改訂された.それに伴い,慢性便秘症や慢性下痢症などの新しい疾患概念が提唱され,それぞれの疾患の治療法なども大きく変化した.
今回,改訂第2版を発行するにあたり,原則として初版の執筆者に同じ項目を継続して担当いただいたが,新たに看護の専門家を迎え,項目を追加することで,看護の視点からの内容を強化した.また,すべての内容を再度吟味し,重要用語の色付けや押さえてもらいたいポイントを下線で強調するなど,読者の見やすさにこだわった.
第T章では初版と同様の形式を維持しつつ,より分かりやすくなるように文章や図の細かな修正を行った.初版の序でも述べたが実習や実臨床で遭遇した症状に対して,どのような臓器の疾患が考えられるのか,また,現時点で疑われている疾患ではどんな症状が表れるのかなどの確認に利用してほしいと考える.
第U章も原則としては初版を基にしているが,下痢,便秘に関しては,便通異常症の新たなガイドラインを踏まえた内容に図表を含め更新している.また,各種検査や治療に関しても最新のガイドラインに沿って加筆している.診断に必要な検査とその方法や患者の負担,治療薬の作用機序などの理解に役立ててほしいと考える.また,新たに「消化器系の機能障害を有する患者の看護」という節を追加し,消化器疾患の患者に対する看護のポイントをその根拠とともに明示した.それぞれの疾患を持つ患者の看護計画を立てる際に参考になれば幸いである.
第V章も初版と同様の形式で,特に「どのような症状から本疾患が疑われるか」という点を明示している本書の特長は残しつつ,イレウスと腸閉塞の違いを明確にするなど,用語の使い分けを見直した.また,第U章に呼応するように,慢性便秘症と慢性下痢症を含む「便通異常症」の項目を新たに追加した.
ここ数年はCOVID〓19の蔓延により呼吸器系の疾患や症状が注目されたが,消化器疾患が,臨床において最も遭遇することが多いことに変わりはない.初版に引き続き本書が消化器疾患を学ぶ看護学生の役に立つことを願っている.
2024年11月
津田 泰宏
鈴木 久美