旅するカミサマ、迎える人々

伊勢大神楽と「家廻り芸能」

大阪大学出版会
神野知恵　

• 価格: 3,630円（本体3,300円＋税）
• 発行年月: 2025年01月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784872598315

内容情報

[BOOKデータベースより]

日常空間にカミサマ、芸能者がやってくる。「門付け」研究から「家廻り芸能」研究へ！伊勢大神楽を中心に、フィールドワークから家廻り芸能の現在に迫る。

序　「家廻り芸能」研究の提案　韓国の芸能との比較的視点から
第一章　伊勢大神楽と現代日本を歩く（伊勢大神楽とは何なのか；地域の人々とのかかわり；コロナ禍を通じて見えたこと；人々の記憶に残る伊勢大神楽；国際交流と公演企画　現代的な伊勢大神楽の解釈）
第二章　フィールドノート　家を廻る芸能津々浦々（黒森神楽；答志島獅子舞；八代妙見祭獅子舞楽；小村井香取神社獅子巡行；福野横町獅子舞　ほか）

[日販商品データベースより]

日常空間にカミサマ、芸能者がやってくる
「門付け」研究から「家廻り芸能」研究へ！

家々を廻って戸口や座敷で芸を演じる「門付け」の芸能。瞽女、万歳、琵琶法師などの多様な旅暮らしの芸能者は今ではほとんど見られなくなってしまったが、伊勢大神楽は現在も本州西部を中心に、年間を通じて旅を続け、地域では彼らを迎える風習がある。本書では、伊勢大神楽を中心に、フィールドワークから家廻り芸能の現在に迫る。現代に受け継がれる、各地の家廻り行事に着目し、それぞれに共通点も見出しながら、家を訪ねる芸能がなぜ大事にされてきたのかを考えたい。