- 正午派2025
-
- 価格
- 935円(本体850円+税)
- 発行年月
- 2025年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094074253
[BOOKデータベースより]
「若くしてデビューした作家が、一作また一作と作品を積み上げて、時が経ち、何十周年かを迎える。確かに、そんなのは世間の誰も知ったことではないだろう。でも、そこに節目のようなものがなければ、人生はのっぺらぼうになる」(本書所収「贈り物」より)デビュー作『永遠の1/2』から『Y』『ジャンプ』『5』『身の上話』『鳩の撃退法』『月の満ち欠け』…数々の名作を上梓してきた執筆活動四十周年を記念する、究極の一冊。短編小説やエッセイなど、すべてが文庫初収録。数多の秘蔵原稿とともに、四十年にわたる作家の足跡をひも解く完全保存版「佐藤正午読本」。
0‐28 1955‐1983(作家の母校;七百の昼と夜 ほか)
28‐33 1984‐1988(移り気;鉄則)
33‐38 1989‐1993(夢枕;本を買って家へ帰ろう。 ほか)
38‐43 1994‐1998(流れる;トラブル ほか)
43‐48 1999‐2003(カクテル物語;ホテル物語 ほか)
48‐53 2004‐2008(携帯メール小説;単行本『正午派』あとがき)
53‐58 2009‐2013(携帯メール小説大賞“選評”)
58‐63 2014‐2018(小説の読者であるあなたに;贈り物)
63‐ 2019‐(佐世保駅7番ホーム;夏の相棒)
作家生活40周年!究極の「佐藤正午読本」
佐藤正午デビュー25周年を記念した単行本『正午派』の刊行から15年──作家生活40年の増補版として新たに編纂された文庫オリジナル【完全保存版】。
短編小説もエッセイも、すべての原稿が文庫初収録!
数多の秘蔵原稿とともに40年にわたる作家の足跡を追う!
*収録内容の一部をご紹介*
▼編集者の指導で何回も書き直した「すばる文学賞受賞のことば」
▼地元・佐世保のタウン誌で連載された貴重な〈自著解説〉
▼名作『鳩の撃退法』の原形か? 短編小説「流れる」「トラブル」
▼選考委員を5年間つとめた携帯メール小説大賞〈選評〉
▼西日本新聞でしか読めなかった連載「佐世保駅7番ホーム」
……などバラエティに富んだ原稿が満載。
「ともかくここまでは来た。将来的に、さらにこの文庫の最新版が編まれる可能性は限りなくゼロに近いだろう。それはわかっている。ここまでかもしれない。ただ、それはそれとして、僕が現役の作家でいるあいだはここが行き止まりでもない」(本書「あとがき」より抜粋)
佐藤正午さんの「ここまで」を振り返るには必携、そして「ここから」がますます楽しみになる1冊です。
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