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思考する手仕事のレシピ
コトニ社 トランスビュー 八木書店 コイズミアヤ
点
立体作品の制作発表を続けてきた、コイズミアヤ初の著書。料理本のような体裁で、作品の具体的なつくりかたに加えて、制作の経緯についてを贅沢におさめた一冊。
第1章 うつしかえ(あやとりのドローイング;うつしかえの図面;Loopかめのこ;通路と信仰)第2章 紐の木彫(紐のドローイング;紐の彫刻;結び目のはなし;結び目のドローイング;輪の彫刻―結び目)第3章重なる箱(重なる箱0;私の箱の経緯;重なる箱11;子どもとの遊び、monad)第4章 物語の量と在処(カフカのこま;私信―イリスをさがしています―「アヤメ」について;ある返礼『ギフト』;無常の車;言葉のかご―「チャンドス卿の手紙」;こまと塵屑)終章 雪について
★岡ア乾二郎氏(造形作家・批評家)推薦★《コイズミアヤはその精緻、精密な造形操作で、ゲーデルの不完全性を突破し、体系内にその体系を超える高次元を出現させてしまう。》立体作品の制作発表を続けてきた、コイズミアヤ初の著書。料理本のような体裁で、作品の具体的なつくりかたに加えて、制作の経緯についてを贅沢におさめた一冊。---《バナッハ=タルスキーのパラドックスというものがある。これは、たとえば小さな卵をかぎりなくコナゴナ(可算無限回の分割そして任意の細かさまでの分割)にすれば、そのコナゴナな断片から巨大な地球を作り出すことが数学的には可能だという理論、パラドックスである。もし際限がないほど超精密な技術のアヤがあれば、それは可能になるというのか。 コイズミアヤはこのパラドックスを造形の問題として実践的に解き放そうとしている。不可能に感じるのはわれわれのドクサにすぎない。コツはスミのコさ、つまり隅あるいは角(スミ)の濃度にある。たぶん、ここに別次元のイズミがわきだす秘密がある。ようするにコイズミアヤはその精密、精緻な造形力のアヤでゲーデルに迫る認識をもたらそうとしている。》(岡ア乾二郎)---【担当編集者からひと言】2023年、コイズミアヤさんの個展にはじめてお邪魔し、その作品に一目惚れ、「どのようにしたらこれほどまでに美しく繊細な作品が生まれうるのか?」これが本書を企画しようと思いたった最初の動機でした。この謎をときあかし、その工程を料理のレシピ本のような手つきで描いた本が『しくみの内側のしくみ』です。ちなみに、この企画を思いついたときに1冊の本が頭に浮かびました。それは、料理研究家の佐藤雅子さんが書いた『私の保存食ノート』というレシピ本です。この本の存在をコイズミさんにお伝えし、これをイメージしながら書いていただきました。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
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[BOOKデータベースより]
立体作品の制作発表を続けてきた、コイズミアヤ初の著書。料理本のような体裁で、作品の具体的なつくりかたに加えて、制作の経緯についてを贅沢におさめた一冊。
第1章 うつしかえ(あやとりのドローイング;うつしかえの図面;Loopかめのこ;通路と信仰)
[日販商品データベースより]第2章 紐の木彫(紐のドローイング;紐の彫刻;結び目のはなし;結び目のドローイング;輪の彫刻―結び目)
第3章重なる箱(重なる箱0;私の箱の経緯;重なる箱11;子どもとの遊び、monad)
第4章 物語の量と在処(カフカのこま;私信―イリスをさがしています―「アヤメ」について;ある返礼『ギフト』;無常の車;言葉のかご―「チャンドス卿の手紙」;こまと塵屑)
終章 雪について
★岡ア乾二郎氏(造形作家・批評家)推薦★
《コイズミアヤはその精緻、精密な造形操作で、ゲーデルの不完全性を突破し、体系内にその体系を超える高次元を出現させてしまう。》
立体作品の制作発表を続けてきた、コイズミアヤ初の著書。
料理本のような体裁で、作品の具体的なつくりかたに加えて、制作の経緯についてを贅沢におさめた一冊。
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《バナッハ=タルスキーのパラドックスというものがある。これは、たとえば小さな卵をかぎりなくコナゴナ(可算無限回の分割そして任意の細かさまでの分割)にすれば、そのコナゴナな断片から巨大な地球を作り出すことが数学的には可能だという理論、パラドックスである。もし際限がないほど超精密な技術のアヤがあれば、それは可能になるというのか。
コイズミアヤはこのパラドックスを造形の問題として実践的に解き放そうとしている。不可能に感じるのはわれわれのドクサにすぎない。コツはスミのコさ、つまり隅あるいは角(スミ)の濃度にある。たぶん、ここに別次元のイズミがわきだす秘密がある。ようするにコイズミアヤはその精密、精緻な造形力のアヤでゲーデルに迫る認識をもたらそうとしている。》(岡ア乾二郎)
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【担当編集者からひと言】
2023年、コイズミアヤさんの個展にはじめてお邪魔し、その作品に一目惚れ、「どのようにしたらこれほどまでに美しく繊細な作品が生まれうるのか?」これが本書を企画しようと思いたった最初の動機でした。
この謎をときあかし、その工程を料理のレシピ本のような手つきで描いた本が『しくみの内側のしくみ』です。
ちなみに、この企画を思いついたときに1冊の本が頭に浮かびました。
それは、料理研究家の佐藤雅子さんが書いた『私の保存食ノート』というレシピ本です。
この本の存在をコイズミさんにお伝えし、これをイメージしながら書いていただきました。