友が、消えた

ＫＡＤＯＫＡＷＡ
金城一紀　

• 価格: 1,760円（本体1,600円＋税）
• 発行年月: 2024年12月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784041155349

内容情報

[BOOKデータベースより]

「友達がいなくなったんだ。君たちは困った人を助けてくれるって聞いて―」大学生の南方はある日、初対面の同級生・結城から相談を受ける。オチコボレ男子高校生だったころ、南方は仲間たちと社会の不条理に立ち向かっていた。今はもう、その仲間たちはいない。だが、胸に秘めていた本能を揺さぶられた南方は、動き出すことを決意する。学内最大のサークルを仕切るカリスマ志田、志田を狙う謎の女子、友を追う男たち―。渦巻く思惑と予想外の真相に南方は果敢に迫っていく。

[日販商品データベースより]

【金城一紀、13年ぶりの書き下ろし最新作！】

絶対に変えてやる。このクソみたいな現実を。
読めば勇気が湧いてくる、最高＆最強の青春小説！

　オチコボレ男子高校生だった南方は、仲間たちとのある約束のために大学に進学した。「君たち、世界を変えてみたくはないか？」高校の生物教師のこの言葉をきっかけに、仲間たちと周囲の不条理に立ち向かった彼らは、「殺しても死にそうにないから」という理由で「ザ・ゾンビーズ」と呼ばれていた。だが高校卒業を機にメンバーはそれぞれの道に進み、チームは解散。南方は大学でどこか物足りない日々を送っていた。
　そんな折、同級生の結城から「友人の北澤と、その家族が行方不明になったので捜してほしい」との依頼が。胸に秘めていた本能を揺さぶられた南方の前に、学内最大のサークルを仕切るカリスマ志田、志田を狙う謎の女子、そして北澤を追う男たちが現れる。渦巻く思惑と予想外の真相に、南方は果敢に迫っていく。