- 育つ幼児たち
-
子と親の関係を見直す
- 価格
- 2,310円(本体2,100円+税)
- 発行年月
- 2024年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784760826971
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[BOOKデータベースより]
子育てを親の自己責任とするのは正しいか。子どもは早い時期から自分にとって大切な人を選択して「愛情のネットワーク」をつくり、まわりの人とのかかわり方を変えながら発達しています。本書では、縦断研究という方法で子どもたちを3歳半から8歳まで継続して調査し、真の親の役割や子育てについて私たち市民にはどのような視点が必要かを提言しています。
序章 子どもの発達と「親の自己責任説」―この問題をどう解くか
[日販商品データベースより]1章 人はなぜ人とつながるのか
2章 人と人がつながる仕組み―「愛情のネットワーク」の内容
3章 幼児の心の発達
4章 幼児が生活する環境と親のケア
5章 「愛情ネットワーク」に個人差が生まれる理由
6章 母親、父親、そして、子どもの「愛情ネットワーク」
終章 幼児の発達の理解、そして、その先へ
子どもが困った状態におちいったり、社会的に問題とされる行動を起こしたりすると、「親の顔が見てみたい」というように親の責任が問われがちです。子どもの望ましくない側面の原因を親の育て方のせいにして親を追及する「親の自己責任説」は、正しいといえるのでしょうか。最近では「親ガチャ」という表現もはやり、「子どもが自分では親から与えられるものを選べない」という発想が広がってもいます。この発想を傍観して子育ての結果を親だけの責任にしてしまうのは、果たして許されてよいことなのかという問いに、発達心理学の領域で使われる縦断研究という方法で得られたデータを使って答えようというのが、本書のねらいです。
目次より
はじめに
序章 子どもの発達と「親の自己責任説」――この問題をどう解くか
1.何が,問題か
2.この縦断研究の特色
3.研究の計画
4.本書の構成
1章 人はなぜ人とつながるのか
1.人とつながる理由
2.大切な人々とのつながり――三つの円による測定
3.つながりの内容をとらえる――「愛情のネットワーク」
4.「愛情のネットワーク」の測定
5.子どもの「愛情のネットワーク」の測定
6.まとめ
2章 人と人がつながる仕組み――「愛情のネットワーク」の内容
1.複数の重要な人とつながる
2.重要な人々とのそれぞれのつながり
3.「愛情のネットワーク」の6年間の軌跡
4.まとめ
3章 幼児の心の発達
1.発達を測定する
2.社会・情動的発達
3.認知的発達
4.まとめ
4章 幼児が生活する環境と親のケア
1.幼児の生活環境
2.親のケアの性質
3.親の心身の健康と子どもについての認識
4.まとめ
5章 「愛情のネットワーク」に個人差が生まれる理由
1.重要な人の選択と子どもの発達
2.愛情要求の対象の選択と生活環境
3.愛情要求の対象の選択と親のケア
4.まとめ
6章 母親,父親,そして,子どもの「愛情のネットワーク」
1.母親と父親の 「愛情のネットワーク」
2.母親と父親,親と子の「愛情のネットワーク」の関連
3.子どもの「愛情のネットワーク」についての両親の認識
4.まとめ
終章 幼児の発達の理解,そして,その先へ
1.幼児の人間関係の真実
2.幼児の発達の重要な性質
3.「親の自己責任説」をどう超えるか
おわりに