神仏融合史の研究

名古屋大学出版会
吉田一彦　

• 価格: 6,930円（本体6,300円＋税）
• 発行年月: 2024年12月
• 判型: Ｂ５
• ISBN: 9784815811730

内容情報

[BOOKデータベースより]

複合的な宗教文化の始まりと展開。アジア各地に見られる神仏の“融合”は、日本ではどのように導入・発展・定着し、その過程でいかなる独自性を獲得したのか。神宮寺建立とそれを支えた思想から、山岳信仰や鬼神観念、本地垂迹説の成立まで、仏法と神信仰の重層的な融合過程をつぶさに検討。日本の宗教を世界史的視座から再考する。

神仏融合史研究序説
第１部　総論（日本における神仏融合の成立と展開；神仏習合学説形成史の批判的考察）
第２部　各論（多度神宮寺と神仏融合―中国の神仏融合思想の受容をめぐって；最澄の神仏融合と中国仏教；宗叡の白山入山をめぐって；鬼と神と仏法―役行者の孔雀王呪法を手がかりに；垂迹思想の受容と展開―本地垂迹説の成立過程；恵亮の表の読解―駒井匠氏の見解に寄せて；本地垂迹説の成立とその特質）
神仏融合史の特質

[日販商品データベースより]

アジア各地に見られる神仏の〈融合〉は、日本ではどのように導入・発展・定着し、その過程でいかなる独自性を獲得したのか。神宮寺建立とそれを支えた思想から、山岳信仰や鬼神観念、本地垂迹説の成立まで、仏法と神信仰の重層的な融合過程をつぶさに検討。日本の宗教を世界史的視座から再考する。