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[BOOKデータベースより]
上巻(新年の部;春の部;夏の部)
[日販商品データベースより]下巻(秋の部;冬の部;雑の部)
信州出身で江戸期の俳人・小林一茶の全俳句作品約2万1千句を季語別に収録、1929年発行『一茶俳句全集』(大橋裸木編)、1979年発行『一茶全集』第一巻発句篇(1979、小林計一郎・丸山一彦・宮脇昌三・矢羽勝幸編)以来、初の一茶全集句集です。
本書への一茶作品の掲載にあたり、『一茶全集』第一巻の一茶作品をベースに昭和初期発行の『一茶叢書』(信濃教育会編)以来、編著者が初めて閲覧した『文化句帖』原本をはじめ、長野県高山村所蔵『浅黄空』原本、一茶自筆句集『だん袋』(2006、汲古書院)などを突き合わせ、確認しうる一茶自筆の作品を改めて判読。また『一茶叢書』のほか、栗生純夫編『一茶発句集』(1930)、荻原井泉水編『希杖本一茶俳句集』(1937)といった戦前の活字本、『一茶父の終焉日記・おらが春他一篇)(1992)『一茶七番日記』(2003)など『一茶全集』以降の全翻刻本を資料とし、現状で確認しうる一茶作品を編著者の解釈や判断によって表記を確定しました。また、本編著者による『信州向源寺一茶新資料集』(1986)『一茶大事典』(1993)『湯薫亭 一茶新資料集』(1995)など新たに確認された資料や真蹟から発見した新出俳句を掲載しています。
さらに、一茶研究の第一人者である編著者が、一茶の癖、好きな言葉、当時の風習などから一茶がどう読ませたかったのかを解釈した読み下しを併記。下巻末には季語索引と初句索引を収録。季語索引には季語の解説を加え、一茶俳句に関するコラムも多数掲載し、卓越した皮肉とユーモアがある一茶独自の世界をまとめています。